今回の記事では、動画編集の副業についてご紹介していきます。動画編集に興味のあるあなた、実際できるのか?稼げるのか?と気になってはいませんか。メリットやデメリットはもちろん、得られる収入目安も紹介するので、動画編集を副業にした時のイメージが湧くでしょう。
ネット環境さえ整っていれば、初心者でも気軽に動画配信できる昨今。
しかし閲覧回数を伸ばしたり、知名度を高くするためには動画の編集スキルが必要不可欠です。したがって動画配信が盛んになればなるほど、動画編集できる人材の需要も高まります。
当記事では動画編集スキルのある場合、副業でどれくらい稼げるかを解説します。
需要が高い動画編集スキルを活かして、収入アップを目指しましょう。
動画編集の副業はどのくらい稼げる?
動画編集でどのくらいの金額を稼ぐことができるのかは、当然スキルや経験にも寄りますがどのジャンルの動画編集を行うのかによっても異なります。
主なジャンルのおおよその目安をご紹介しますので、今後取り組む際の参考にしてみてください。
YouTube動画の場合
動画編集といえば真っ先に思い浮かぶのが「Youtube」実際に近年多くのYoutuberが新規参入しており需要も大きいジャンルです。
どのような動画を作るのかによっても単価はかわってきますが、一般的には大体1本3000円〜5000円程度が相場と言えます。
ショート動画の場合
ショート動画とは15秒〜60秒以下程度の短い動画のことです。Youtubeでも60秒以内の動画をスマホで投稿できる「Youtube Shorts」が2021年から注目され始めています。
動画編集で得られる収入は動画時間が短いため、案件単価としては1500円〜3000円程度が目安となります。
SNS動画の場合
TikTokやInstagramを始めとしたSNS動画は動画時間は15秒〜60秒程度です。
特に若年層は長い動画よりも数十秒で見れるようなコンテンツを高速に消費することを好む傾向にあり、ショート動画のジャンルはTikTokを火付け役として大きな盛り上がりを見せています。
こちらも案件単価としては1500円〜3000円程度が目安となります。
広告動画の場合
広告動画とは企業やブランドなどの宣伝目的のための動画です。5Gの普及なども相まって今後広告動画を活用する企業はますます増えるでしょう。
案件単価相場は10数万円〜数十万円となることが多いです。
高単価な案件ですが、その分高度な編集技術が求められるため十分な経験がないと案件獲得は困難です。
副業で動画編集を始める3つのメリット
副業で動画編集をはじめてみたいけど、実際にできるのか不安を感じますよね。たしかに動画編集と聞くと、一見難しそうに聞こえますが、サイト構築のプログラミングなどと比べると実はハードルはかなり低く、比較的すぐに稼ぎ始めることができます。
そのため結論としては、動画編集は副業として非常におすすめのジャンルです。
その主な理由を3つご紹介します。
1:動画編集者の人材はまだ不足している
動画を作りたいというニーズは日々増え続けており、それに伴って動画編集の案件も増加しています。
Youtubeに動画を投稿するYoutuberを始め、今後は企業なども集客するためのツールとして動画コンテンツへ注力していくことが予測されます。
5Gが普及するにつれ、さらに多くの人々が動画コンテンツへアクセスするとみられており、動画中心のマーケットが出来上がっていく流れが確実視されています。
比較的簡単にできることもあり、動画編集を始める人が増えていることも確かに事実です。
ただ動画編集というジャンルは今最も伸びているジャンルの一つです。そのため日々豊富な案件があり、まだまだ人材は不足していることが多いです。
2:基本スキルの獲得が比較的容易
実は動画編集は、基本スキルの獲得が比較的容易です。プログラミングの場合、初心者から初めて実際に習得できるようになるまで数ヶ月〜1年など長期的な時間がかかります。
一方動画編集は、比較的早く基本スキルを習得することができます。
動画編集の場合、主な基本スキルにカットやテロップ/BGM挿入・エフェクト挿入などがあります。
これらのスキルは筆者の経験上、一旦操作方法を覚えてしまえば、すぐにそのまま自分でも行うことができます。
3:PCと編集ツールがあれば場所を選ばない
動画編集はPCと編集ソフトさえあれば、いつでもどこでも作業を行うことができます。
事前にクライアントから動画データを受け取っておけば、納品時以外はネット回線につなぐ必要すらないので、自宅やカフェなどで自由に仕事が行なえます。
スキマ時間などを効果的に活用できるため、本業でまとまった時間が確保できない方にも
副業としておすすめです。
副業で動画編集を始める3つのデメリット
続いて、副業で動画編集を始める場合のデメリットとなり得るポイントを解説します。
先程動画編集がおすすめと書きましたが、必ずしもすべての人にとっておすすめとは限りません。
事前にこれらを知っておくことで心構えができたり回避することができるため、しっかりと把握しておきましょう。
1:専用ツールの扱い方など、専門スキルが求められる
動画編集を行う場合、動画編集ソフトの利用が必須となります。最も有名なものに「Adobe Premiere Pro」と「Final Cut Pro」があります。
どちらも非常に高度な編集ができるツールで、ほとんどの動画がこれらのツールで作成可能です。
当然これらのツール自体へ習熟していくことが必要となりますし、単価の高い案件ほどより高度な技術が求められます。
案件によってはアニメーションや3Dなど非常に高度なスキルが必要となることがあります。
2:作業が長時間になり割に合わない場合がある
特に初めのうちは、編集作業になれず5分〜10数分程度の動画編集でも何時間も費やしてしまうことがあります。
筆者の場合も、はじめる前は数時間程度だろうと見込んでいた編集案件が、いざ終わってみると1日半費やしていたといったことも。
仮に単価3000円だとして10時間かかってしまった場合時給300円となります。
かかった時間と報酬を比べるとアルバイトのほうが稼げるといった状況になることははじめのうちは仕方がありません。
当然そういった状況を克服するには、編集ソフトに習熟することやショートカットキーを駆使して作業効率を上げること。そして経験を積んでより高単価の案件を獲得することしかありません。
そのためにはモチベーションを維持しながら継続的な努力を続ける必要があります。
3:スペックの高いPCなどが必要で初期費用が高い
動画編集を行うには、PCが必要ですがPCであればなんでもよいわけではありません。
動画編集は比較的重い作業になるためある程度性能の高いPCでないと、ソフトが動かなかったり動作がもたついたります。
動画編集に関わるスペックとしては、CPUとメモリが特に重要です。
具体的なスペックとしては、CPUであれば最低でもCore i5、できればCore i7以上がおすすめです。
メモリについては快適な動作のためには16GB以上は必要となります。
8GBでも編集できないことはないですが、動作が重くなったり書き出しに時間がかかるなどの可能性があります。
ストレージについては、外付けSSDを使うことでデータを外部保存すれば本体の容量はそこまで必要ありませんが、筆者の経験上512GBあるとまず大丈夫と言えます。
完全初心者が動画編集の副業で月収5万円を稼ぐまでの手順
ここからは完全初心者が動画編集の副業で月に5万円を稼ぐまでの具体的な手順をご紹介してきます。
まずは取り組んでみて「やりながら改善・修正」のマインドを持つことが重要です。
1:動画編集ソフトを選び基礎を学ぶ
まずは動画編集を行うためのツールである動画編集ソフトを選び、基本操作を学ぶことから始まります。
先程お伝えしたように、本格的な編集ソフトで有名なものには「Adobe Premiere Pro」と「Final Cut Pro」があります。
「Final Cut Pro」はMac専用でWindowsでは使えないため注意してください。
しかし「Adobe Premiere Pro」は月額課金制で月額3000円前後、「Final Cut Pro」は買い切り型ですが、36,800円と費用負担があります。
そのためまずは無料で使える編集ソフトの活用がおすすめです。
筆者のおすすめは 「DaVinci Resolve」です。
こちらは無料で使えるプロ仕様のソフトで、有料版もありますが無料版でも有料版の8割以上の機能が使えるため無料版で十分です。
動画をカットしてテロップを入れるといった作業であれば非常にサクサク動くため、それほど性能の高いPCを持っていない場合もおすすめです。
またMacであれば、もともと無料アプリで入っている「iMovie」からはじめてみることもおすすめです。
2:クラウドソーシングに登録し低単価の動画編集の案件を獲得する
動画編集ソフトで基本的な操作をマスターしたら、クラウドソーシングで案件に応募してみましょう。
初心者歓迎の案件の場合、単価も相場よりかなり低い低単価案件がほとんどです。
しかしまずはとにかく案件をこなし実績を積んでいくことが最重要です。
実際に仕事を請け負ってみることで、受注から納品までの一連の流れも掴むことができます。
なにより案件をこなして実績がついてくると、より高単価の案件に応募した際にも通りやすくなります。
クラウドソーシングでは、クライアントから見える実績表示はずっと残り続けるため、資産性が高いと言えます。
具体的なクラウドソーシングサイトは、「ランサーズ」と「クラウドワークス」がおすすめです。これは2つとも登録することを強く推奨します。
3:SNSを利用した案件も獲得し経験を積む
クラウドソーシングで実績を積みつつ、SNSで集客することも検討しましょう。
TwitterやInstagramなどで、自分の実績をアピールしたりハッシュタグをつけて投稿することで仕事のチャンスが舞い込んでくることが多々あります。
また動画編集の案件をクライアントがTwitterで募集していることもあります。
クラウドソーシングの場合だと受注した案件の報酬から手数料を取られますが、SNSなどで直接契約した場合、当然報酬を全額受け取れるため報酬額が上がる可能性もあります。
ダメもとでも気になるメディアやクライアントが見つかったら積極的にリプライやDMでアプローチしてみることがおすすめです。
クライアントによっては納品後にTwitterで拡散してくれることもありますので、
より多くの潜在顧客に間接的にアプローチすることができます。
4:チュートリアル実践でスキルを高める
動画編集はある程度一人でも学ぶことができますが、独学だけでは厳しい場合があるのも事実です。
そのような場合、チュートリアル(解説動画)を活用してみてください。
チュートリアルを実践することでより多くの編集技術を習得することができます。
動画編集を行っていく以上、スキルを高めるための学習はずっと必要です。
スキルが上がればより高単価の案件に応募することができるため、長期的に見ればスキル向上に力を注ぐことはメリットが大きいです。
5:人脈を広げ安定して案件を獲得できる状況を作る
副業で収入を稼ぎ続けるために大事なことは、案件を獲得しつづけるということです。
極端に言うと、どれだけ高いスキルがあっても安定的に案件をもらえなければ収入も伸びません。
案件を獲得するための方法として人脈を広げるというものがあります。
人脈を広げておけば、そこから案件をもらえたりまた他の人に紹介してもらえることもあります。
そのためにも先程挙げたようにTwitterなどで日頃からコミュニケーションを取っておくことがおすすめです。
またクライアント層だけでなく、同じ動画編集で自分よりも結果を出している人をフォローし、積極的にリプライしたり引用リツイートをするなどをやってみるとよいでしょう。
6:ポートフォリオを増やし高単価の案件に応募していく
経験を積んでいくにつれて、自分の実績も増えていきます。
ある程度の結果を出したところで、ポートフォリオを作ってみましょう。
ポートフォリオとは自分が作った制作物のことです。
ポートフォリオがあることでクライアント側は、どのような動画を作ることができるのか具体的なイメージを持つことが出来ます。
ポートフォリオがあれば、自分が習得している技術をしっかりとアピールすることができるため、高単価案件に応募する際にも有利となります。
まとめ
今回は副業として行う動画編集について紹介しました。
動画編集は、副業の中でも比較的ハードルが低いだけでなく、スキルさえあればすぐにお金を稼ぐことができるジャンルです。
上記でご紹介したステップを踏んでいくことで月収5万円を稼ぐことは十分現実的に可能です。
動画編集に興味があったけれど何から始めたら良いかわからず足踏みしていた方も、これを気に第一歩を踏み出していただければ幸いです。