「流行りのパソコンを使った副業をしたい」と考えるあなたへ。
リモートワークの急速な普及から、パソコンでの仕事に抵抗を感じにくくなりました。さらに2018年度から始まった副業推進の動きも相まって、パソコンでできる副業のニーズが高まっています。
しかし副業は「軌道に乗るまでのハードルが高いのでは」と感じますよね、実際にポイントを押さえなければ副業を始めてもなかなか収入につながりません。
当記事ではパソコンを使った副業の長所や短所を確認した上で、初心者でも簡単に始められる副業を3つ紹介します。
副業をスタートして収入アップを目指しましょう。
パソコンでできる副業のメリット・デメリット
誰もがパソコンを所持する時代のため、パソコンでできる副業は「始めやすい」メリットがあります。しかし便利な半面で知っておかなければトラブルに巻き込まれるデメリットもあるため注意が必要です。
本項目ではパソコンでできる副業のメリット・デメリットについて紹介します。
パソコンでできる副業のメリット
パソコンでできる副業のメリットは以下の3つです。
- 万が一副業を諦めてもパソコンには別の使い道がある
- パソコンでできる副業のジャンルが広い
- ネット環境があればどこででも作業できる
- 副業で得たスキルを多方面で活かせる
詳しく見ていきましょう。
万が一副業を諦めてもパソコンには他の使い道がある
副業を始める際は「続けられる自信がない」「成功できるかわからない」といった不安を感じますよね。筆者も現在はWebライターとして月10万円ほど収入を得る身ですが、副業を始めた頃は「本当に稼げるようになるのか」と毎日不安を抱えながら仕事に応募していました。
しかしパソコンであればもし副業がうまくいかなかったとしても、日常生活でするネットサーフィン、映画鑑賞などで使用できます。
使用する仕事道具がその副業でしか役に立たないものであれば「もし副業が失敗したら、仕事道具代が無駄な出費になってしまう」と不安になりますが、パソコンであれば日常生活でも使えるため心配不要です。
パソコンでできる副業のジャンルが広い
パソコンでできる副業はさまざまでWebサイト制作、Webライター、グラフィックデザイン等があります。また近年ではコールセンター業務もパソコンを使用して在宅で募集する企業が増加しています。
基本的にどれもパソコンさえあればできるため、もし仮に「Webサイト製作が向いていなかった」と感じた場合にもWebライター等に路線変更ができます。
副業のジャンルが広ければ失敗してもすぐに他の副業へ変更が可能なため、成功へのハードルがグンと低くなります。
基本的にインターネットがあればどこでも仕事ができる
本業での疲れにプラスして、副業での疲れを考慮すると、自宅で仕事をしたいですよね。
パソコンでの副業は基本的にネット環境が整っていればどこでも仕事ができるため、好きな場所での仕事が可能です。
副業で得たスキルを活かして転職できる
パソコンを使って始める副業の中には転職に役立つ仕事が豊富にあります。
たとえばWEBライターの場合、記事作成にはSEO(検索エンジン最適化)のスキルが必要です。SEOスキルを獲得すれば「多くの人の目に触れるために必要な書き方」を身につけられるため、魅力的な文章を作成できるようになります。
実際に筆者は以前飲食店でパートの調理勤務していましたが「WEBライティングの仕事をしている」と、たまたま来店した馴染みの経営者に話したところ「うちの本社でオウンドメディア運営をしないか」と提案を受け、WEB製作部門への転職に成功しました。
このように副業で得たスキルは本職ではもちろん、よりよい条件下で働く際に効果を発揮する可能性があります。
パソコンでできる副業のデメリット
パソコンでの副業はメリットが高い一方、デメリットもあります。パソコンでできる副業のデメリットは以下の2つです。
- 初期費用が高い
- 悪質な情報商材が溢れている
初期費用が高い
所持しているパソコンが問題なく稼働するスペックであれば問題ありませんが、WEB製作や動画編集の副業を始める場合、性能の高いパソコンを購入する必要があります。高性能のパソコンを購入する際は最低でも10万円がかかります。
悪質な情報商材が溢れている
パソコンでできる副業が増加する中で「副業のノウハウを販売する」ケースも見られます。
たとえばWebサイトやTwitterなどで、「自分のノウハウを30万円で販売します。これを見れば初心者でもプログラミングスキルが身につきます」といった商材を目にすることがあります。
もちろん中には有益な情報である情報商材もありますが、低品質な商材である確率が遥かに高いです。筆者自身も「ライティングスキルの他にプログラミングスキルを身に付けたいから」とコーチングを探しましたが、10万円で依頼して得られた知識は元から知っていたHTMLやCSS等の基本的なスキルのみでした。
メルマガや公式サイトでは「実践レベルの応用まで」と言っていても、実際に受講すると「求めていたレベルじゃなかった」と後悔する場合も多いです。事前に口コミを確認し、適切な講座選びを行いましょう。
パソコンでできる副業の選び方
パソコンで始められる副業はジャンルが豊富なためどれが良いのか悩みますよね。本項目では、パソコンでできる副業の選び方を紹介します。
主に以下の3つに重点を置いて選んでいきます。
- 誰でも簡単に始められるもの
- スキマ時間を利用してできるもの
- リスクが低いもの
誰でも簡単に始められるものを選ぶ
副業を始めるに当たって、自身に身近な仕事や興味のある仕事であれば、ハードルが下がります。
たとえば、普段からブログを書いている場合は文章を書くことに抵抗が少ないはずなので「WEBライター」がおすすめです。さらにWebライティングの中でもあなたが興味を持って取り組めそうなジャンルを選択しましょう。
副業で大事なのは「無理なく続けられること」です。
まずは簡単なジャンルから始めてみましょう。
スキマ時間を利用してできるものを選ぶ
「副業でまとまった収入を得た。だけど本業で欠勤してしまった」となれば本末転倒。あくまで本業の「空いた時間」を活用することが副業には求められます。
副業を選択する際は「仕事終わりや休日にできるもの」を選択すると、本業とうまくバランスを取って収入を得られます。
リスクが低いものを選ぶ
副業の中には投資やせどりのように、専門的な知識がない場合はリスクが高いジャンルがあります。高リスクの副業を選択すると、収入を得るどころか負債を抱える可能性があるため、初心者は低リスクのジャンル選択が必須です。
【5選】パソコンでできる副業の種類は?
最後に本項目ではこれまでの注意点を踏まえて、おすすめしたい副業を5つ紹介します。
内容 | 特徴 |
アンケート系業務 | コストがかからず手軽に始められる |
リサーチ系業務 | 調べることがメイン業務のため、特別なスキルが不要 |
書き起こし系業務 | 一度作業に慣れれば、簡単に取り組める |
アフィリエイト | 自身の実体験をもとに、ブログ収入を目指せる |
ネットショップ | 仕入れ作業と販売というシンプルな主砲である |
①アンケート系業務
1つ目はアンケート系です。アンケートにはサイトに口コミを載せるためのもの、ユーザーの情報を参考にしてより良いサービスにしていくものなど、実にさまざまなものがあります。
具体的なサイトを挙げるならば「マクロミル」や「モッピー」がアンケート系の仕事に強いです。アンケート系の副業はどれもコストがかからず手軽に始められますが、報酬は「1件あたり数十円」と非常安価な設定です。したがって稼ぎたければ数百件のアンケート回答をしなければまとまった金額を稼ぐことはできません。
報酬は低いですが「パソコンを使った副業」を知るために、最初にトライしてみるのもおすすめです。
②リサーチ系業務
リサーチ業務は、特に専門的なスキルがなくとも挑戦がしやすい副業です。クラウドソーシングサイトでも案件を目にすることが多く、筆者がよく確認する案件では時給1,000~2,000円前後が相場です。
例えばリサーチ業務の中には、メディアコンテンツの事実確認業務などがあります。これは公開前の記事について、情報の正確さを確認するため、参考文献を探したり、誤りがないかをチェックするいわゆるファクトチェックと呼ばれる作業です。
また簡単なものであれば、指定のオンラインショッピングサイトにて、対象製品の金額を調べるだけの業務なども募集があります。
単にリサーチ業務といっても、難易度が多少変わるため、まずは簡単なリサーチ業務から経験をすることをおすすめします。
なお業務自体が単調なゆえに、案件継続のためには細かな連絡やクライアントへの思いやりなどが重要になってくることも多く、コミュニケーションの取り方も気をつけると良いです。
③書き起こし業務
3つ目のおすすめは、書き起こし系業務です。具体的には「Youtubeの書き起こし作業」や「テープ起こし」が挙げられます。
Youtubeの書き起こしは、動画市場の盛り上がりにより、クラウドソーシングサイトでも多くの案件が存在します。およその目安としては、時給1,000〜2,000円ほどで、1記事ごとの成果報酬の場合もあります。
解説動画を書き起こし、コラムにするような企業も増えてきており、WEBライティングの経験があれば特に相性がいい業務と言えます。
なお、現在はYoutube自体に文字起こし機能があるため、ただ文字起こしをするだけでは価値がなくなってしまいました。文字起こし機能による断片的な文章を、きちんと1つのコラムにできるかという日本語能力が問われる点には注意が必要です。
またテープ起こしは、講演会やセミナーなどの音声情報を文章で書き起こしまとめる作業です。こちらはただ書き起こすだけなので、とにかくタイピングの速さが重要です。
④アフィリエイト
アフィリエイトとは自身のブログやYouTubeなどで商品を紹介して、ユーザに購入してもらい商品価格の一定割合が手元に入るといった仕組みです。
筆者の場合、とある検定の対策問題集や解説書を実際に購入し、感想や学習する上でのポイントを自身のブログにアップしました。
そこで紹介する書籍のメリット・デメリットをありのままに語ったところ信頼が生まれたのか、記事経由で該当書籍を購入してくれた読者が少しずつ増えてきました。現在では、1ヶ月あたり10,000円~20,000円前後の収益が生まれています。
必要な項目としては大きく2つのステップに分かれます。まずは、ブログサイトを立ち上げましょう。既存のブログサイトでも不可能ではありませんが、本格的に収益を得たいのであればレンタルサーバーを借り、ワードプレスでサイトを立ち上げることをおすすめします。
筆者の場合は、さくらインターネットを利用しサイトを立ち上げ、A8.netというアフィリエイトサービスプロバイダを活用しました。なおアフィリエイトサービスプロバイダとは、アフィリエイトが簡単に挑戦できる環境を提供してくれるサービスを指し、一般に「ASP」と呼びます。
⑤ネットショップ
ネットショップと聞くと大変なように思いますが、近年ではBASEやshopify等のネットショップアプリを活用し、実店舗を持たずに自宅で在庫を管理して販売することが可能です。
筆者自身、韓国ファッションに興味を持っており、コロナ前は頻繁に韓国に行き東大門市場で服を仕入れてネットショップで販売経験があります。多い時には50,000円ほど仕入れを行い、結果的に100,000円近くの売上になりました40,000円前後の利益が出た経験もあります。
このように、アフィリエイトとは広告の一種で、われわれ一般人が実際に商品を使った感想などをブログで紹介し、そのブログ経由で購入に至った場合に紹介料が貰えるという仕組みです。
売れる記事を書くためには少しコツが必要ですが、ライティング・SEO・広告などが一気に学べるため、副業として非常に人気です。
また国内でも「スマセル」を活用すれば服や雑貨の仕入れが可能ですので、SNS上にあるネットショップ販売経験者の記事を元に知識を身に着けてショップスタートも可能です。
まとめ:初期ハードルの低いPCを使った副業にチャレンジしよう!
今回はパソコンを使ってできる副業について解説しました。当然ながらパソコンを購入するための費用が多少かかりますが、初期投資を少なくビジネスを始めるのには有効な手段といえます。
初期ハードルが低いので、誰でも簡単にチャレンジすることができます。ぜひ自分に合っていそうな副業から挑戦してみてください。