「在宅の副業を前提にこれから身につけるスキルを選びたい」とお考えのあなた。本記事では、社会人におすすめのスキルを5つご紹介します。自分に合ったスキルを選び、収入アップを目指しましょう。
「副業を始める際にスキルを身に着けたい」と考えても、実際にどんなスキルを獲得すればいいか迷いますよね。
当記事では副業に役立つスキルの判断方法や、具体的なスキルを紹介します。
また各スキルの取得方法まで解説してあるため、スキル取得を見通しをもって検討できます。ぜひご覧ください。
副業に役立つスキルを選ぶ3つの基準
まず本項目では、副業のためにスキルを獲得する際の判断基準を解説します。
せっかくスキルをを身に着けても、実践で活かせないのでは無駄になります。
「副業で稼げるスキル」獲得を目指す際は下記の3点に注意しましょう。
1:比較的高収入を目指しやすいか
副業の目的は「収入アップ」です。したがってスキルを獲得する際には「収入を増やせるかどうか」を判断基準の1つにしましょう。
筆者の場合「何か資格を取りたい」と考えた時に「ファイナンシャルプランナー」「医療事務」の2つの候補を挙げました。
「どちらにしよう」と悩みましたが、結局取得を目指したのは「ファイナンシャルプランナー」でした。
理由は「医療事務は病院勤務でしか活かせないけれど、ファイナンシャルプランナーは多くの機会で役に立つ=稼ぐ機会が多い」という口コミがきっかけでした。
実際にファイナンシャルプランナーを取得すると、それまで勤務していた会社で受付事務だけでなく経理部門のサポートも頼まれるようになったり、副業で金融記事のライターとして活躍できるようになりました。
本業では仕事の幅が広がったことで、ベースアップしてもらえ月々の収入はあがりました。
さらに副業では金融記事を書いて月々5万円の収入を得ています。
したがって、資格やスキルを獲得する際には「収入アップを目指せるか」を1つの判断基準としましょう。
2:本業や今後の業務とのシナジーが出やすいか
スキル獲得の基準として「本業にも活用できるか」という点に注目しましょう。
副業はもちろん、本業でも活用できるスキルを獲得すれば一石二鳥。副業での収入はもちろん、本業で収入アップの確率が高まります。
前述した筆者の例では、ファイナンシャルプランナーの資格を持ったことで経理も担当でき、月々の給与が1,000円増加しました。
また会社自体が資格取得を推進する特徴があったため、資格取得した際には「報奨金」として1万円を支給されました。
したがって、副業に役立つスキルを獲得する際は「本業にも役立つか」を判断基準に加えると、より幅広く活用できます。
3:在宅でできる副業か
副業を行う際「無理なく働けるか」がポイントです。
無理なく働くためには、自宅で作業できる仕事を選択することがおすすめです。
したがって、副業に役立つスキルを身に着けるためには「在宅副業で活かせるスキル」に着目しましょう。
筆者の場合も医療事務は通勤でしか活かせないスキルだったため、取得を見送りました。
在宅ワークで活用できるスキルを取得し、体に負担をかけず副業する方法を見つけましょう。
実際に次からは、上記3つのポイントを踏まえて具体的なおすすめスキルを紹介します。
社会人におすすめのスキル①:プログラミングスキル
最初に紹介するスキルは、サイト制作やアプリ制作に活用できる「プログラミングスキル」です。講座受講はもちろん自宅でスキル獲得も可能な上、需要が高まっているスキルです。
近年、広告収入を得るために個人サイトを立ち上げる人が増えていますが「サイト設計はできない」とスキル不足に悩みサイト設計を外部委託するパターンが増加しています。
プログラミングスキルを持っていると、上記のような悩みを持つ顧客を対象にクラウドソーシングサイトを活用し、仕事を獲得できます。
さらにサイト設計の報酬は単価が高く、3万円〜5万円が相場です。したがって月に1件から2件程度仕事を受けるだけでも副業としては十分な収入になります。
プログラミングスキルを活かせる副業
プログラミングスキルを獲得した際、活用できる仕事は「アプリ制作」「サイト制作」です。
いずれも高単価で仕事を獲得できる特徴があります。
アプリ制作
アプリ制作も「WEBアプリ」「スマホアプリ」に分類できますが、いずれもプログラミングスキルを持っていると案件を獲得できます。
使用するプログラミング言語は多岐にわたりますが、「Swift」「Java」等を使えると案件を獲得できます。
WEBサイト制作
ネット上に公開するホームページ制作もプログラミングスキルが役立ちます。
案件はサイト立ち上げはもちろん、現在公開されているサイトの再構築案件もあるため自身のレベルに合わせて仕事を選択できます。
スキルに自信がある場合は、サイト立ち上げから運営までを一手に引き受ける案件もあるため、ぜひチャレンジしてみましょう。
サイト運営まで任せてもらえる場合は、1件30万円と高報酬で担当できるため、スキルアップして高収入を目指すことも可能です。
プログラミングスキルを身につける方法
プログラミングスキル獲得には「スクール」「独学」の2パターンがあります。
予算や割ける時間によって使い分けましょう。
プログラミングスクールに通う
「お金と時間をかけてじっくり学びたい」場合、スクールに通いスキルを獲得しましょう。
スクール料金は30万円から70万円と高い設定ですが、個人のレベルに合わせて担当者が丁寧に対応してくれます。
さらにスクールと言っても、通学するタイプだけでなく在宅で受講できるスタイルも選択できます。
WEB学習サービス・書籍を利用して独学する
スクールに通う予算や時間が無くとも、プログラミングは独学でも取得できます。
実際に筆者もHTMLやCSS等、プログラミングの基本は中学生の頃に独学で学び、自身のサイト設計で遊びながらスキルを獲得しました。
またそれ以外の実践的な言語は、個人が開催する学習サービスを活用してコツコツ学習しました。筆者は9万円で実践的な言語を学べる個人の講座に申し込み、自分のペースで提供される動画を見てスキルを身に着けました。
またドットインストールなど、無料でプログラミングスキルを獲得できるサイトを活用するだけでも基本的なスキルは身につきます。
最近ではYou Tubeでプログラミング講座を扱っている場合もあるため、情報収集と工夫によってお金をかけず効率的にスキルを獲得することも可能です。
社会人におすすめのスキル②:ライティングスキル
2つ目に紹介するスキルはWEBライターに活かせるライティングスキルです。
ライターとしての技術向上はもちろん、実生活や本業のコミュニケーションにも活用できるスキルです。
ライティングスキルを活かせる副業
ライティングスキルを活かせる副業は「WEBライター」「ブログによる広告収入」です。
WEBライティング
WEBライティング・ライターは、指定されたキーワードを元に記事の執筆を行う作業を指します。
「脱毛ジャンルで4,000文字。単価は1文字1円」のようにクラウドソーシングサイトやTwitterでライター募集の案件があるため、応募して記事の執筆を行います。
標準的な報酬は「文字単位の報酬」で、0.5円~3円と幅があります。
平均文字単価は1円ですが、初心者の場合は「0.5円や0.8円」の低単価で力をつけ、徐々に単価アップを目指す流れが一般的です。
ブログ
ライティングスキルがあると、高品質なブログを書くことができます。
高品質なブログ記事を書き、人を集めることができれば、アフィリエイトを使い広告収入で稼げます。
自身でブログ運営はもちろん、企業のブログを代わりに更新することで報酬を得られる仕事もあります。
ライティングスキルを身につける方法
ライティングスキルは、独学で身に着けるケースがほとんどです。
筆者自身は以下3つの方法を併用してライティング技術を獲得しました。
低単価のライティング案件で学ぶ
ライティングスキル獲得には「実践」が最も効果的です。
日記や報告書とは異なり、WEBライティングは「クライアントが望む記事を作成する能力」が求められます。
したがって、書籍で勉強ばかりするのではなく低単価の案件でコツコツ記事作成の実績を積み、力をつけていきましょう。
参考までに、筆者は「ライティングスキルを身に着けながら記事作成できる仕事」という案件で文字単価0.3円程度の案件からスタートしました。
報酬は低いですが、クライアントが用意したマニュアルを元に記事作成の基本はもちろん、使えると重宝されるWordPressの使い方までマスターできたため、非常に有益な案件でした。
ブログを始める
低単価の案件獲得と並行して筆者は自身でサイトの立ち上げを行いました。広告収入を得る目的の他、ライティング技術向上やWordPressの応用まで身に着けられました。
実際にブログ運営を始めたことで、記事の構成やレイアウトまでできるようになり、クライアントに送る提案文に書ける要素が増えました。その結果、1円~2円の単価までアップできたり、継続案件を引き受けることができるようになりました。
書籍を読んで学ぶ
ブログやサイト運営と並行して、書籍を参考にするとより理解を深められます。
自分ではなんとなくやっていることが、書籍を通して「こんな効果が期待できるのか」と気付けたり、より効率的な記事作成の方法を学習できます。
社会人におすすめのスキル③デザインスキル
デザインスキルを活かせる副業
デザインスキルがあれば、イラストを作成することもできます。ちょっとしたイラストであればそれなりの需要が見込める上に自宅で作業ができるため、副業にするにはピッタリです。
どのようなデザインにも対応できるように腕を磨いておけば、仕事を選ぶことなく単価の高いものから引き受けることが可能です。デザインスキルは専門学校に通う、通信教育を受ける、独学で勉強するなどの方法で身に着けることができます。
また、イラスト作成であれば手書きでするかパソコンでするかによっても違ってきます。手書きでするのであればそれなりの画材などを準備する必要があり、パソコンでするなら専用のソフトを準備しておきましょう。
WEBサイトデザイン・制作
デザインスキルを利用した副業であれば、WEBデザインもおすすめです。素人がWEBデザインをするのは案外難しく、外注する人も多くいます。それなりに需要があり、なおかつ高単価を見込める仕事のため、家で副業をしたいという人にも向いています。
とくに使いやすく見やすいデザインができ、固定の顧客を獲得できれば大きく収入もアップするでしょう。イラストとは違って、WEBデザインをするためには、専門の学校に通う、通信教育を受けるという方法があります。
ただし、デザインを学ぶだけでなくWEBに関する知識やスキルも身につけておくことをおすすめします。
バナー・ロゴ作成
デザインスキルを身につける方法
WEBデザインスクールで学ぶ
WEB学習サービス・書籍を利用して独学する
社会人におすすめのスキル④:動画撮影・編集スキル
近年、動画配信アプリの普及により特技や趣味を活かし動画配信で収入を得るケースが増加しています。本業まで行かずとも、趣味の延長で動画配信し広告収入を得る副業も社会人におすすめです。
動画配信に欠かせない撮影・編集スキルを身に着けると、自身の配信以外でも収入を得られるためおすすめです。
動画撮影・編集スキルを活かせる副業
動画の撮影や編集スキルは他の配信者の動画加工に活用できます。
YouTuberの動画編集
素人でもYou Tubeで動画配信は可能ですが「動画を撮影しても編集する時間がない」「編集が難しい」と加工を委託するケースが非常に多くあります。
動画の長さや編集スキルにもよりますが、平均で1本2万円程度で引き受けられるため、動画撮影・編集スキルを持っていれば、本業の休日や夜間にスキマ時間を活用して作業できます。
PR動画編集
企業のサイトに掲載する動画編集作業もクラウドソーシングサイトで募集が多く見られます。中小企業や個人経営の店舗等、業者に頼む予算がない場合、個人に委託するケースが多く、数十秒の動画であっても1万円〜引き受けられます。
動画撮影・編集スキルを身につける方法
動画撮影や編集スキルは独学で取得可能ですが、お金に余裕がある場合やより効率的にスキルを獲得したい場合、スクールの活用を検討しましょう。
動画編集スクールで学ぶ
動画編集ニーズの高まりから、様々なスクールが開設されています。
オンラインまたは通学、大学主催のスクールから、個人が立ち上げたスクールまであり、料金も5万円~70万円と幅があります。自分の予算と目的と照らし合わせてスクール選択を行いましょう。
WEB学習サービス・Youtube・書籍を利用して独学する
スクールに通わずとも動画編集技術は身につきます。
本屋にはYou Tubeや動画配信に特化した書籍コーナーが設置されていたり、ネット上では口コミを確認して参考書籍選びが可能です。
またYouTuberが自身の動画編集に手順を紹介している番組もあるため、経験者の動画を参考に自分で動画撮影から編集までを実践し、スキルを培っていきましょう。
社会人におすすめのスキル⑤:翻訳スキル
英語を使いこなせる場合や、英語力を身に着けたい場合、翻訳スキルや英会話スキルを身に着けると副業だけでなく、グローバルコミュニケーションの機会に備えることが可能です。
翻訳スキルを活かせる副業
翻訳スキルを活かせる副業は、書籍等の「翻訳」とオンラインでの異国間コミュニケーションをサポートする「オンライン通訳」があります。
翻訳
書籍や論文等の翻訳を行う仕事はクラウドソーシングサイトで多く取り扱いがあります。
翻訳の場合、英語の基本的な意味だけでなく、使用されるシーンによってニュアンスを変えて表現する必要があるため、高い語学力が求められます。
オンライン通訳
WEB会議やオンライン講演会で通訳を担う仕事です。
オンラインでのコミュニケーションが増加した近年、クラウドソーシングサイトや通訳専用の求人サイトで需要が高まっている業務です。
翻訳スキルを身につける方法
翻訳スキルは独学で学習するよりも、英会話や動画を活用し、生きた英語を取得するほうがより有益です。当記事では2つの方法を紹介します。
オンライン英会話スクールで学ぶ
レアジョブやビズメイツ等、オンラインでできる英会話スクールは働きながら英語を学ぶために最適なツールです。
サービス時間帯も早朝から深夜まで選択できるため、自分の本業のタイミングにあわせて受講できるため、効率的に英語を学べます。
ネイティブスピーカーとレッスンを重ねることで、実践的な英語を身に着けられ、様々な文章の翻訳にチャレンジできます。
英語サイト・Youtube・書籍を利用して独学する
英語力獲得にお金をかけられない場合、Duolingoや個人のYou Tube番組を活用し、無料で英語力を高める方法もあります。いずれも無料で実践的な英語にふれることができるため、通勤や休憩時間にコツコツと学習できます。
しかし取得するためには英会話スクールよりも労力を要するため、本気で翻訳の仕事に取り組みたい場合、物足りないと感じます。
まとめ
今回は副業を始める際に活用できるスキルを紹介しました。
またスキルを獲得する際に重視したいポイントや、学習方法まで解説したため見通しを持つことができるようになりました。
スキル獲得は副業はもちろん、本業や今後に活かせるものを選択すると自分の自信につながり、収入アップも目指せます。
本記事を参考に自分に適したスキルを無理なく身に着け、副業で収入アップを目指しましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スキルを活かして副業を始めるステップ
スキルを活かして副業を始めるには、どのような手順ですればいいのでしょうか。スキルを身に着けるだけでは、副業を開始することはできません。詳しい手順を理解して、仕事を獲得してみてください。
活かすスキルを定める
そもそも、副業にするためには、スキルが必要です。自分がどのようなスキルを持っているのか、何が得意なのかを改めて考えてみる必要があります。たとえ数多くのスキルを持っていたとしても、副業としては成り立たないスキルも多くあります。
また、副業にできてもまったく稼げないということもあるでしょう。そのようなことにならないように、ある程度仕事の獲得が見込める仕事ができるスキルを決める必要があります。持っているスキルの中で、「これなら需要がある」というスキルを決めて伸ばすようにしましょう。
空き時間を確保する
副業を始めるには、空き時間を確保することが重要です。時間が全くとらない、ほんのわずかしか確保できないというのであれば、いくら隙間時間でできる副業とは言っても無理があります。
ある程度まとまった時間を確保することで、副業を軌道に乗せることができるでしょう。そのため、趣味の時間を減らす、本業では残業をしないなどを決めてしっかり時間を取れるようにしましょう。
また、まとまった時間を取るなら毎日同じような時間に確保することが望ましいです。「この時間は確実に連絡が取れる」という時間があることで、クライアントの信頼を得ることができます。
仕事を獲得する
活かすスキルを決めtれ空き時間を確保できたら、最後に仕事を獲得しなければなりません。副業を始めるにあたって、いくらスキルがあって時間を確保できたとしても、仕事を獲得できなければ話にならないでしょう。
そのため、仕事を獲得するにはどうすればいいのかを、考えておく必要があります。仕事を獲得する方法は、大きく分けて2つあります。
1つはマッチングサービスを活用すること、もう1つは自分で直に営業を賭けることです。それぞれどうすればいいのかを、詳しくみていきましょう。
副業のマッチングサービスを活用する
仕事を獲得するためには、副業のマッチングサービスを活用する方法があります。副業のマッチングサービスはインターネットで検索すれば数多く見つけることができるでしょう。
マッチングサービスは、サイトによってライティングの仕事が多くある・プログラミングの仕事が多数ある・イラストに強いなどの特徴があります。自分の持っているスキルを活かせるサイトに登録するのがおすすめです。
また、複数のサイトに登録することで、選択範囲も広がり仕事を獲得できる確率も上がります。マッチングサービスの検索から登録、仕事の開始まですべて自宅で完結できるのも、副業としておすすめの点です。
営業力は必要なく、契約などの煩わしい手続きもほぼ必要ありません。ただし、マッチングサイトを利用すると手数料が取られるのがデメリットです。なかなか家から出られない、という人はマッチングサービスを利用してみてください。
スキルをアピールして直接営業をかける
副業の仕事を獲得する方法として、スキルをアピールして直接営業をかけるという方法もあります。営業に自信がある、より多く稼ぎたいという人であれば、気になる会社の情報をきちんと調べてから事前にアポイントメントを取り、直接営業に出向きましょう。
持っているスキルがどれほど役に立つか、会社にとってどれだけ貢献できるかなどを詳しく説明し、仕事を任せてもらえるように持っていきます。
こちらの方法は、マッチングサイトに手数料を取られないためすべての稼ぎを自分の利益として受け取る事ができる代わりに、営業から契約まですべて自分でする必要があります。