転職エージェントは信用できない?転職エージェントを使う際にやるべき3つのこと

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はる@転職と副業の達人

シングルのワンオペ育児ワーカー|シンママ・シンパパが子育てしながら稼ぐために転職と副業について情報発信中|転職回数10回・副業歴10年|高卒→フリーター→初就職は2ヶ月で失敗→派遣や契約、非正規や正規を転々としつつ副業でスキルUP→転職でレベルUP→大手外資メディア企業の管理職月収65万円→独立・月収400万円達成

転職エージェントが信用できないと感じる3つのパターン

転職エージェントの利用は、転職を検討する際に取るべき有効な手段の1つです。

本記事では、転職エージェントに不信感を抱いているあなたに向けて、転職エージェントが信用できない理由や、信用できない転職エージェントの特徴について解説します。対策まで解説しますので、ぜひ転職活動の成功にお役立てください。

1:応募者を急かす

例えば「明日までに入社するか決めてください。」などと、応募者の意思決定を急かすエージェントがいます。このようなエージェントには要注意です。

後ほど詳しく解説しますが、転職エージェントは成果報酬型ビジネスです。売上のノルマに届いていないエージェントは、目標達成のために急かすことがあります。

また、求人を出している企業の都合で、急な意思決定を迫るエージェントも存在します。転職活動の成功は、あなたの人生にとっても大きな契機になる出来事ですので、決して焦って決めてよいものではありません。

筆者は複数の転職エージェントを利用して、私にとって1番よい選択ができるように待ってくれるエージェントに巡り会えました。

優良なエージェントであれば、絶対に急かすようなことはしません。

2:希望条件に合わない企業を紹介する

株式会社ビズヒッツの調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000041309.html)では、転職エージェントのデメリット1位として「希望と合わない求人を紹介される」がランクインしています。

本来転職エージェントとは、転職希望者が希望する条件の企業とのマッチングのために存在しています。しかし、売上ノルマの達成のためであったり、取引企業の都合であったり、さまざまな理由で希望条件に見合わない企業を紹介するエージェントがいます。

あなたの能力をふまえ、入社の意思さえあれば受かるような企業を紹介されることがあるのです。筆者がはじめに利用した転職エージェントもそうでした。

筆者のケースを具体的にお伝えします。不動産の法人営業の経験があったので、その時の繋がりやスキルを転職先でも活かしたいと考えていました。

そのため、不動産の法人営業ができる会社を希望として挙げていましたが、実際に紹介されたのはハウスメーカーなどのBtoC営業の会社です。

そのような事態を防ぐためにも、希望条件をしっかり伝えることが重要です。それでも希望条件に合わないようなことがあれば、担当の変更や他のエージェントの利用を検討しましょう。

3:連絡が付きにくい

転職エージェントと連絡が付きにくいと、転職活動の成功率を下げてしまうことは言うまでもありません。

優良な転職エージェントは、面接等のアドバイスはもちろん、条件の変更にも柔軟に対応します。できるだけ早くレスポンスを返してくれる転職エージェントは、不安を感じることの多い転職活動中にも安心感を与えてくれます。

連絡が付きにくい理由として、2つの理由が考えられます。

1つは、他の応募者への対応で忙しいケースです。2つ目は、あなたの転職活動への意欲が低いとみなされ、対応の優先順位を下げられてしまっているケースです。こういった際は、より具体的にあなたの転職活動の希望条件やスケジュールを伝えるとよいです。

筆者が転職を決めることができたエージェントは、面接の前後はもちろん、頻繁に連絡をくれました。優良なエージェントであれば、あなたの転職活動やスケジュールに見合った対応をしてくれます。

転職エージェントがそもそも信用できない背景とは?

そもそも、どうして転職エージェントに対して不信感を抱いてしまうのでしょうか。

転職エージェントが信用できないとされる背景を理解することで、転職エージェントを有効に活用する方法が見えてきます。ここで背景を再確認し、転職エージェントの検討にお役立てください。

転職エージェントは成果報酬型ビジネス

転職エージェントが成果報酬ビジネスであることは、不信感を抱かせる原因の一つです。

「成果報酬型ビジネス」であることで、親身になって相談に乗ってくれる背後に、お金の存在を感じてしまいます。私もはじめはそのように感じていました。

お金が背後にあると、「なにか思惑があるのではないか」などと考えてしまうのも当然です。そのように不信感を覚えやすいものであるからこそ、より良いコミュニケーションを取ることが重要です。

転職エージェントとのやり取りも対人のコミュニケーションです。前述したような、選択を迫ってくるエージェントとはよいコミュニケーションを取ることはできません。

筆者は複数のエージェントの中から、最終的にお世話になるエージェントを決めましたが、最も重要視したのは、「やり取りをしていて気持ちいいかどうか」です。これからエージェントを利用するあなたも、この視点はぜひ大事にしてください。

1人のスタッフが複数人を担当している

転職エージェントは1人に対して、応募者が1人ではありません。大手の転職エージェントであるほど、同時に担当している応募者の数が多い傾向があります。はじめて転職エージェントのオフィスを訪れた時は、相談を待っている応募者が多くて驚いたのを覚えています。

いわゆる専属のアドバイザーではないため、「対応が疎かになるのではないか」と不安になることもあるでしょう。

しかし、これはビジネスである以上仕方のないことです。あなたが転職活動を考えているように、他にも転職を検討している人が数多くいます。

だからこそ、あなた自身に合う転職エージェントと付き合うことで、転職活動の成功率が格段に上がります。あなた自身が気持ちよく転職活動できるようにサポートしてくれる転職エージェントをお選びください。

転職エージェントを使う際にやるべき3つのこと

ここまで転職エージェントが信用できない背景やそのパターンを解説してきました。ただし、転職エージェントを有効に活用すれば、転職活動の成功率を上げることができるのは間違いありません。ここでは、転職エージェントを有効に活用するためにやるべきことを3つ紹介します。

1:複数の転職エージェントを利用する

筆者が複数の転職エージェントを利用していたことは何度もお伝えしましたが、必ず複数のエージェントを利用するようにしてください。

まず、転職エージェントによって紹介される企業が異なります。選択の幅を広げるためにも、複数のエージェントを利用すべきです。また、残念ながら、エージェントとの相性が合わないことがあります。さらに言えば、たくさんの会社の中から転職先を選ぶように、エージェントについても選んでよいのです。

何か商品を買う際、「悪くはないけど、もっといいものがあるのでは?」とさらによい商品を探すこともあるでしょう。私は3つ目に利用した転職エージェントで転職先を決めることができました。

転職エージェント選びにおいても、もっとよい出会いがあるかもしれないので、比較のためにも複数のエージェントを利用しましょう。

ちなみに、複数の転職エージェントを利用することは全く問題ありません。例えばdoda(https://faq.doda.jp/faq/show/31?site_domain=default)では、公式サイトにて問題ないことが明記されています。

2:転職先企業の情報は自分でもリサーチする

転職エージェントから紹介された企業について、自分自身でもリサーチすることをおすすめします。

エージェントから伝えられた情報だけではわからない部分もあるのは事実です。私の場合は、同業他社への転職を目指していたので、やり取りのあるクライアントに社風などを聞くようにしていました。

こうしたリサーチは面接で役に立つこともあります。私は、転職先に決めた企業の最終面接で、その会社の社長が愛読している本を最近読んだ話をしました。社長のブログによる発信をリサーチしていた結果、雰囲気よく面接してもらうことができました。

私と同じように情報を活用する機会はないかもしれません。しかし、本当に転職してもよいのか、妥協せずに決断するためにも自分でもリサーチしましょう。

3:希望の給与・配属先になるよう交渉を依頼する

転職エージェントを利用する目的に、より理想的な企業とのマッチングがあると思います。普通に転職活動をする時は、給与の交渉や配属先の交渉をするのはなかなか難しいです。

「もしかすると印象を悪くしてしまうのでは」などと感じて、結果として希望の給与に届いていなかった、希望の配属先にならなかったということはよくあります。筆者が転職エージェントの利用を検討した理由の1つが、交渉を依頼したかったからです。

実際に株式会社リクルートキャリアの調査(https://www.recruit.co.jp/newsroom/recruitcareer/news/20180607.pdf)によると、アンケート対象者の約45%が「待遇や勤務時間等、応募企業との条件交渉をしなかったこと」を後悔しています。

転職エージェントを活用すれば、面接前の段階から条件を満たすように交渉を依頼できます。さらに言えば、給与等の交渉の際には、業界の給与相場などの知識も必要です。自分1人で交渉を進めるよりも、知識のある転職のプロに交渉を依頼すると、好条件の企業を見つけやすいのです。

筆者の場合は、大きく稼ぎたいという野心を抱えていたので、インセンティブの条件交渉をメインにエージェントに依頼しました。交渉時に頼りになるので、条件交渉をする予定であれば転職エージェントの利用がおすすめです。

信用できない転職エージェントを利用してしまった際の対策

転職エージェントを利用する際にやるべきことやそのメリットを紹介しました。ただし、転職エージェントも人間であるため、中には信用できない転職エージェントが存在することも事実です。有効に活用できれば、転職活動を成功に導いてくれるのが転職エージェントですので、事前に対策方法を確認しておきましょう。

担当者を変えてもらう

1番に考えるべきなのは、担当者を変えてもらうことです。

コミュニケーションを取る中で、さまざまな相性の不一致を感じることがあるでしょう。変更を申し出ることに後ろめたさを感じることもあるかもしれませんが、大切な転職活動の最中には遠慮はいりません。

不信感があるのであれば、遠慮なく申告するようにしましょう。筆者の場合、担当者の変更を申し出たことで、連絡のスピードなどの対応が改善しました。

「転職エージェントはビジネスである」とお伝えしてきましたが、だからこそ変更を申し出る権利があなたにはあります。ただし、変更を申し出る際には、その理由を明確にするのが重要です。理由が明確ではないと、後任の担当者がどんなポイントを求められているのかわからず、後任の人選も適切にならない可能性があるからです。

まずは、あなたの担当になった転職エージェントとよくコミュニケーションを取り、変更が必要ならばその理由を明確にしましょう。連絡が付かないなど、コミュニケーションが取りにくい状況であれば、それが理由になります。また、コミュニケーションを取った上であれば、希望の求人を紹介してくれないなどの別の理由が必ず出てきます。

どちらにしても、コミュニケーションを取ろうとするあなたの意思が重要なので、転職エージェントを活用する際には、ぜひ頭に入れておいてください。

他の転職エージェントを利用する

担当の転職エージェントを変更するだけでなく、別の転職エージェントを利用することも検討してみてください。先ほど、複数の転職エージェントの利用をおすすめしましたが、信用できない転職エージェントに当たってしまった際のリスクヘッジになります。

他の転職エージェントを検討する際には、知人が実際に転職に成功した転職エージェントを利用したり、ネットの口コミなどを参考にしたりするのも1つの手です。

ただし、他の人が成功したからといって、あなたにも合う転職エージェントかどうかはわかりません。筆者も知人から聞いた転職エージェントを最初に利用しましたが、最終的に転職を決めたのは3社目の転職エージェントです。

だからこそ、自ら複数の転職エージェントを利用した上で、最適なエージェントと付き合っていくのがおすすめです。

まとめ:信頼できる転職エージェントを見極めて転職を成功させよう

転職エージェントに対して不信感を抱いているあなた。メリットを最大限活かすことができれば、より理想的な企業とマッチングできる可能性を高めてくれます。本記事で紹介したことを参考に、信頼できる転職エージェントを選び、転職活動を成功に導いてください。