本業では、収入やスキルの成長に不満があるというあなた。今回の記事では、副業でスキルアップするメリット・デメリットや副業でスキルアップするコツについて紹介していきます。
この記事にたどり着いたあなたは、本業だけでなく副業でも収入を得たいと思っているのではないでしょうか。しかし、実際は「副業で稼ぐイメージがつかない」「自分に合う副業の見つけ方が分からない」という悩みを抱えているかもしれません。
そこで、今回は副業でスキルアップする方法やコツ、副業を選ぶ際のポイントを紹介するので、見通しを持って副業にチャレンジできるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
副業でスキルアップするメリット
ここでは副業でスキルアップするメリットを紹介します。
- 副収入を得ながら学ぶことができる
- スキルを選べば本業の収入アップも可能
- キャリアアップや起業につながる
それぞれ詳しく見ていきます。
副収入を得ながら学ぶことができる
会社員が副業を行うことによって、副収入を得ながら学ぶことができます。
本業とはまた違った業務を行うことで、新たなスキルを身に付けながら副収入を得られるのは魅力的です。
筆者も、本業では営業職を行い、副業ではWebライターをすることで、SEOライティングやWebマーケティングの知見を深めています。
新しい分野を学ぶのと同時に、副収入を得られるのは副業の大きな強みです。
スキルを選べば本業の収入アップも可能
副業で培ったスキルによって、本業の収入アップも期待できます。
筆者も、副業でWebマーケティングを学んだおかげで、本業の営業で見込み顧客へのアプローチが上手くなりました。
副業で学んだことを本業に活かせることができれば、本業の成果向上を期待できます。
キャリアアップや起業につながる
副業を通じて、キャリアアップや起業をするきっかけになることもあります。
キャリアアップをしていくには、新しい知識や経験を手に入れる必要がありますが、副業に挑戦することでキャリアアップが見込めます。
また、副業の調子が上昇していけば、本業を辞めて副業で起業することも可能です。
副業を始めることで、キャリアの選択肢が広がるのは大きなメリットです。
副業でスキルアップするデメリット
副業でスキルアップするデメリットは以下の2つです。
- 時間や心身の健康を管理する必要がある
- 税金関連の手続きが必要になる場合がある
それぞれ詳しく見ていきます。
時間や心身の健康を管理する必要がある
副業をすることで、時間や心身の健康管理がより重要になります。
本業で1日8時間以上働きながら、勤務終わりや休日の時間を使って働くのは、かなり身体に負担がかかります。
筆者も、平日の勤務前後を副業の時間にしていましたが、納期が近づくと睡眠不足になる日々が続きました。
これから副業を始めようと考えているあなたも、休日や本業の合間に取り組むことになると思います。
副業をするなら、時間の使い方や健康管理に気を付け、本業に支障をきたさないよう注意が必要です。
税金関連の手続きが必要になる場合がある
副業で収入を得るようになると、本業とは別に確定申告を行う必要が出てきます。
そのため、税金関連の手続きをあらかじめ理解しておきましょう。
また、本業とは別に年間20万円以上の収入があった場合は、確定申告が必要です。
会社員だと、会社側で年末調整を行ってくれるので、税金関連の知識はなくても良かったのですが、副業を始めるとなるとそうはいきません。
副業を始めたタイミングで、税金関連の勉強も並行して行うことをおすすめします。
スキルアップになる副業を選ぶ際のポイント
副業の中でも、スキルアップになるものとならないものがあります。
ここでは、スキルアップになる副業を選ぶ際のポイントをご紹介します。
- 今の自分に不足しているスキルから副業を選ぶ
- 将来やりたい仕事に必要なスキルから副業を選ぶ
- 需要の高いスキルから副業を選ぶ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
今の自分に不足しているスキルから副業を選ぶ
まずは、今の自分に不足しているスキルを得られるかどうかで選ぶ方法があります。
これまでの本業経験を振り返ったり、同僚や他の部署の方と比較して、自分に不足しているスキルを見つけてみましょう。
筆者は、これまで営業経験しかなかっため、マーケティングやWebに関する知識が少ないという理由でWebライターの副業を始めました。
また、不足しているスキルを付けるために副業を選べば、本業でできることが増えるためおすすめです。
学びながら、副収入を得られて一石二鳥なので、今の自分に足りないスキルを身に付けられそうな副業を選びましょう。
将来やりたい仕事に必要なスキルから副業を選ぶ
将来やりたい仕事に必要なスキルを副業で身に付けるのもおすすめです。
副業を始めようとしているあなたは、副収入を得る以外にも、今の仕事とは別分野の仕事に就きたいと思っているかもしれません。
将来的に、転職や独立を考えているのであれば、やりたい仕事に合致するスキルを副業で身に付けると良いです。
自分が目指したい方向性と副業が上手く掛け合わされたら、副業のモチベーションも高まります。
需要の高いスキルから副業を選ぶ
将来やりたいことがなくて、とりあえず副収入を得たいと考えているなら、需要の高いスキルが身に付く副業を選びましょう。
需要の高いスキルの例としては、以下のようなものが挙げられます。
・プログラミングスキル
・ライティング
・マーケティングスキル
・デザインスキル
・動画編集スキル
・営業スキル
これらのスキルが求められる副業には、クラウドソーシングなどで多くの仕事が掲載されています。需要が高い分、多くの副収入が期待できますが、仕事で求められるハードルも高いため勉強が必要です。
自分にあった副業を見つけるためにも、興味があるものから挑戦してみると良いでしょう。
副業でスキルアップした4つの事例
ここでは、実際に副業でスキルアップをした事例をご紹介します。
プログラミング系
まずは、副業プログラマーとして仕事を受けながらスキルアップをした事例です。
完全未経験者からスタートし、本業の合間や休日に学習をし、学習後にWebサイトのポートフォリオを作成しました。その後、クラウドソーシングサービスを利用し、LP制作の案件を受注しました。
単価は2万程度でそこまで高くなかったですが、月に3件受注したため月に6万円を稼ぐことができました。
その後、LP制作以外でWordPress案件などの仕事も受注したり、受注単価が高い案件に応募したりしたことで、時給単価を上げることに成功しました。
プログラミング系の副業をする上で認識しておくことは、最初の1円を稼げるまでの時間が長いことです。
他の副業よりも勉強することが多くて大変ですが、その分案件単価は高いです。
また、実績を作りながらスキルアップしていけば月に10万円以上稼ぐこともできます。
将来的にエンジニアにキャリアチェンジしたい場合は、プログラミング系の副業にチャレンジしてみると良いでしょう。
ライティング系
次に、副業ライターとして仕事を受けながらスキルアップをした事例です。
ライティング系では、筆者の経験を事例に挙げてご紹介します。
筆者は、本業で営業職をしながら、副業ライターを始めました。
まず、Webライティングに関する本を2、3冊読み、自身でブログを立ち上げました。その後ブログで10本程度記事を書いて、それをポートフォリオにしました。
ポートフォリオができたら、クラウドソーシングで文字単価1円以上の案件に、10件程度応募をして、その中から1件受注しました。
最初は、執筆スピードが遅かったため時給換算すると500円ほどでした。
しかし、続けていく中で文字単価2円以上の案件を受けたり、執筆スピードが2、3倍に上がった結果、月10万円を稼げるようになりました。
ライティング系の副業は、プログラミング系よりも勉強することが少なく、始めやすいのがポイントです。
そのため、副業を始めた月に数万円を稼ぐことも可能です。しかし、受注単価が低いため収入を大幅に上げていくには、半年以上の継続が必要になります。
とはいえ、ライティング系の副業は始めやすいため、一度挑戦してみて自分に合いそうか試してみると良いでしょう。
デザイン系
次に、副業デザイナーとして仕事を受けながらスキルアップをした事例です。
絵やデザインを作ることが得意な会社員の方で、週末にデザインスクールに通いながら勉強をしていました。
デザイナーの副業も、クラウドソーシングなどで仕事の受注が可能ですが、デザインスクール経由で初仕事を受注しました。
さらに、SNSで自身のデザインのポートフォリオを投稿したところ、SNSや知人からの仕事のオファーがありどんどん仕事を増やしていきました。
デザイナーの仕事には、企業ホームページに使用するロゴやデザイン制作、チラシやポスターなどの紙媒体のデザイン制作などがあります。
デザイナーの1件あたりの受注単価は、1〜5万円程度です。実績やスキルをつけてから、コンペやデザインコンテストに応募して入賞したらさらに大きな収入を得られます。
デザイン系の副業で仕事を受けるには、自分のスキルや実績がわかるポートフォリオを作成することが必要です。
クライアントによって、求められるデザインが変わるため、クライアントの希望に沿った制作ができると仕事を受けやすくなります。
絵やイラストを描くことが得意だったり、デザインセンスを磨きたいならデザイン系の副業がおすすめです。
動画編集系
次に、副業で動画編集者として仕事を受けながらスキルアップをした事例です。
もともとYouTubeで発信をしていた方で、自身のYouTubeの編集をしていました。
動画編集の案件に応募する際には、自身のYouTube動画を編集したものをポートフォリオにしていました。
動画編集のスキルは、スクールや講座で学ぶのが一般的です。まずは、動画のカットやつなぎ合わせ、テロップの挿入、簡単なエフェクトを入れるところから学びましょう。
その後案件を受注してからは、クライアントの要望に合わせて表現の仕方を変え、できることを増やしていけばスキルアップしていけます。
また、YouTubeのサムネイル作成に必要なデザインスキルも身につければ、より単価も上がっていきます。
動画編集の需要は今後も伸びていくため、副業で始める方にも稼ぐチャンスが多いので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
副業でスキルアップするコツ4つ
副業でスキルアップするコツは以下の4つです。
・身につけるスキルと目標のレベルを決める
・情報発信をする
・毎日継続する
・お金ではなくスキルアップをモチベーションにする
①身につけるスキルと目標のレベルを決める
副業でスキルアップをするには、目標とするレベルに到達するために必要なスキルを決めましょう。
目標は、転職や独立できるレベルや、副業で月いくら稼げるようになりたいかなどで決めるのがおすすめです。目標が決まれば、達成するためにどんなスキルが必要なのかを考えましょう。
ただ漠然と副業で稼ぎたいと思っているだけだと、すぐに挫折してしまいます。基本的に、副業を始めて一定期間は、勉強時間になるので今すぐに稼げることは少ないです。
②情報発信をする
副業でスキルアップをするために、日々情報発信をしましょう。
一見スキルアップには関係なさそうですが、副業での学びや経験を発信することはスキルアップに大きく関わってきます。
情報発信を行うことで、自分が学んだことをアウトプットする習慣ができ、培ったスキルが定着しやすくなります。
また、発信を続けていくと、同じ副業を頑張る仲間とつながることができ、現状の自分のスキル感が把握できます。
③毎日継続する
副業を毎日継続することでスキルアップにつながります。
副業は本業とは違って固定給ではなく、成果報酬のものがほとんどなため、最初はなかなか稼げません。
しかし、毎日継続していくことでスキルが溜まっていき、収入もどんどん上がっていきます。
筆者も、Webライティングを始めた当初は月1万円ほどの収入でしたが、1年もすれば月10万円以上稼げるようになりました。
副業でのスキルアップして収入を上げるためには、毎日コツコツ継続していくことが大切にです。
④お金ではなくスキルアップをモチベーションにする
副業で、すぐにお金を稼ぎたいと考えているとモチベーションが続かず挫折してしまいます。そのため、最初はお金ではなくスキルアップを重視して取り組むようにしましょう。
筆者も、副業を始めた当初は、時給換算で500円程度しか稼ぐことができず何度も挫折しかけました。副業は最初は稼げないと捉えて、まずはスキルと実績を作ることを意識しました。
スキルが上がれば、収入も同時に上がっていくので、最初は稼げなくても諦めずにスキルアップを目指して頑張りましょう。
まとめ
本記事では、副業でスキルアップする方法やコツなどをご紹介しました。会社員をやりながら副業をするときは、時間管理と体調に気をつけて本業に支障が出ないようにしましょう。
副業の選び方はさまざまですが、まずは自分が興味を持ったものから始めてみると良いです。
副業を始めてすぐに稼ぐのは難しいですが、コツコツと継続してスキルアップに努めていけば次第に収入も上がっていきます。
自分にあった副業を始めて、仕事の幅を広げていきましょう。