テープ起こしの副業をやってみたいと考えているあなたは、ぜひ本記事をご覧ください。本記事では、テープ起こし副業の特徴や実際に仕事を取って稼ぐまでのやり方を詳しく紹介しています。
テープ起こしの副業で、稼ぎたいと考えているあなたへ。本記事では、テープ起こし副業の特徴や実際に案件を受け、稼ぐまでの手順を詳しく紹介します。
また、テープ起こしに求められるスキルも解説しているので、自分がテープ起こし副業に向いているのかも判断できます。テープ起こしの副業で稼ぎたい場合、ぜひ本記事をご覧ください。
副業で人気の「テープ起こし」とは?
在宅ワークの広がりを受け、「副業で在宅ワークを始めよう」と検討する際、「テープ起こし」の仕事を見かける機会があると思います。
本記事では、YouTubeや講演会の場に欠かせないテープ起こしの仕事について解説します。
テープ起こしは音声・動画データの内容を文字に起こす仕事
まず「テープ起こし」と聞けば、若年層は古臭いイメージをお持ちになるでしょう。
実際に、テープ起こしは数十年前から行われている仕事で、かつては「ビデオテープ」「カセットテープレコーダー」に録音された内容を文字に起こす仕事だったため、今でもテープ起こしと呼ばれています。
昔からあるテープ起こしですが、作業内容は昔から変わらず「音声や動画の内容を文字にする仕事」です。
最近では、YouTube動画に字幕をつけるためにYouTubeの動画を文字に起こす、といった仕事が増えてきており、テープ起こしの業務需要が高まっています。
テープ起こしの報酬相場は60分5,000円
テープ起こしの仕事を検討する際、最も気になるのは報酬です。
テープ起こしの相場は60分5,000円で、専門的な分野の作業になると、1万円〜2万円の報酬を得られるケースもあります。
報酬相場だけ聞くと、「高時給」とポジティブなイメージを抱きますが、テープ起こしには報酬に見合うスキルや適性が必要です。次の項目から、テープ起こしを副業にする際に求められるスキルについて確認していきます。
テープ起こしの副業で求められる3つのスキル
テープ起こしに必要なスキルは下記の3つです。
・タイピングスキル
・作業分野への知識
・編集スキル
詳しく見ていきましょう。
スキル①:タイピングスキル
テープ起こし業務において、最も必要なスキルは「タイピングスキル」です。
タイピングスキルは、磨けば磨くほど作業時間を短縮できるため、多く稼ぐためには必ず身につけたいスキルです。
「ブラインドタッチができないんだけど」とタイピングスキルに自信のない場合、まずはタイピングテクニックの向上に努めましょう。
スキル②:テープ起こしをする分野への知識・知見
テープ起こし業務が関わる分野は、多岐にわたります。
個人で運営するYouTube動画以外にも、学会の発表であったり、ビジネスマンの講演会であったりと、様々な分野に対する知識が必要です。
特に、専門用語が飛び交う分野の場合、言葉の聞き取りはできても変換作業に時間がかかるケースもあります。
また、語彙力が乏しい場合も、同音異義語の識別に時間がかかり、なかなか作業が進まず「気がついたらとんでもない時間を要していた」と、設定報酬に見合わない時間を要する可能性もあります。
実際に筆者もテープ起こし経験者ですが、初めて医学会の講演会のテープ起こしをした際は専門用語の変換に手間取り、締切ギリギリまでかかったことがあります。
しかし一度経験し、パソコンに単語を学習させることで2回目からはスムーズに入力できるようになりました。
スキル③:編集スキル
テープ起こしには、話し手の言葉を一言一句違わず入力する「素起こし」の他、不要語を取り去った「ケバ取り」「整文」などの編集技術が必要です。
聞いた通り入力するスキルはもちろん、1つの商品として編集するスキルもテープ起こしには必要です。
また、YouTubeのテープ起こしに関しては、動画に起こした文章を挿入するスキルも求められるため、事前に身に着けておくと良いでしょう。
初心者が知っておくべきテープ起こしで効率的に稼ぐコツ
テープ起こしの基礎を学んだことで、「意外と難しい仕事」と感じますよね。
本項目では、テープ起こしを副業で検討する初心者向けに「効率的に稼ぐコツ」をご紹介します。
タイピングスキル等の基礎力と併せて活用すると、作業時間を短くできたり、精度の高い入力が可能となります。
コツ①:「テープ起こし技術者 資格検定試験」を取得する
テープ起こしのスキルアップとして挑戦したい試験が「テープ起こし技術者 資格検定試験」です。
あまり聴き馴染みのない試験で、「本当にあるの?」と感じますよね。しかし、当試験は一般社団法人音声テキスト化協会が主催する試験で、取得するとテープ起こし技術者に必要な知識や技術、および職業倫理や一般常識などが身につく実用性のある試験内容です。
試験は全てインターネット経由で行われるため、ネット環境さえあれば居住地問わず誰でも挑戦できる資格です。
テープ起こしの仕事を本格的に始めたい場合は、案件応募時のアピールポイントにもなりますよ。
コツ②:PCの音声認識や単語登録を活用する
かつては、手入力のみで行っていたテープ起こしの仕事ですが、パソコン技術の発達から単語入力や音声入力等、サポートツールが多く開発されています。
専門分野のテープ起こしの場合、専門用語の変換作業が複雑で煩わしいです。しかし、事前に単語登録を済ませておくと、一発で変換できるため非常に便利です。
また、近年では「音声入力ツール」の精度が高くなり活用可能です。音声入力を駆使することで、作業時間の短縮もできるためぜひ活用しましょう。
コツ③:有料ツールやソフトを有効活用する
音声認識ツールの中には、ライティングやテープ起こしのために開発された有料ソフトも存在します。
政治経済用語やIT用語等の専門分野に特化したソフトの他、SNS発信が盛んになったことからSNS専用のソフトもあります。
テープ起こしを専門で行う場合や、特定のジャンルで活躍したい場合は活用すると良いでしょう。
初心者がテープ起こし副業で月収5万円稼ぐまでの具体的な手順
テープ起こしの効率化を図る方法をご紹介したことで、具体的な作業イメージが湧いてきたかと思います。
さらに本項目からは、テープ起こし初心者やこれから始めたい場合「月収5万円」を達成するために効果的な手順を解説します。
基本的には、クラウドソーシングサービスや初心者案件で仕事を見つけ、経験を積むことが収入アップの基礎となります。
手順①:クラウドソーシングサイトに登録する
初心者がいきなりテープ起こしの仕事を、自分で見つけることは非常に困難です。
したがって、初心者はクラウドソーシングサービスを活用して仕事を見つけましょう。
クラウドソーシングサービスは、ネット上で自身の求める仕事を探せるコンテンツです。「クラウドワークス」「ランサーズ」が特に有名です。
初心者はクラウドソーシングサービスを2つほど登録し、多くの案件から初心者でも可能な案件を探していきましょう。
筆者はクラウドワークスを活用し、初心者向けの案件に応募しました。経験上、ランサーズよりもクラウドワークスの方が初心者でも応募できる案件が多いです。
手順②:初心者歓迎の低単価案件に応募する
クラウドソーシングサービスを見ていくと、テープ起こし仕事はたくさん見つかります。しかし、ここで注意したいポイントは「いきなり高報酬を選ばない」点です。
テープ起こしの仕事は人気であるが故に、ベテランや編集作業に特化した等、初心者では太刀打ちできないライバルが多く存在します。
実際に筆者が一緒に仕事をした人は50代の主婦で「テープ起こし歴は20年」とベテランの方もいました。実際にタイピングは早く、聞き慣れない単語も経験からかスムーズに入力しておられました。
スキルを持っている場合やテープ起こし歴の長い場合には敵いませんので、初心者はまず「低単価案件」を選択しましょう。
「低単価じゃ稼げない」と不満を覚えますが、テープ起こしは非常に人気が高い仕事です。初心者はまず低単価で「スキルアップ」を行いましょう。
手順③:低単価案件で実績を増やしスキルを磨く
低単価案件をこなしていくと、タイピングスキルはもちろん、様々な分野への知見が広がり案件に対して柔軟かつ迅速に対応できるようになります。
また丁寧に低単価案件をこなしていくとクラウドソーシングサービスでの評価もあがり、あなたの信用も高まります。
クラウドソーシングサービスでは仕事ごとに「クライアントからの評価」を得られるため、高評価を増やし高単価案件受注への信用と実力をつけましょう。
手順④:実績ができたら高単価の案件に応募する
低単価で初心者向けの案件を10件ほど経験すると、テープ起こしのスキルはおおよそ身に付いています。
「少し難しめの案件でも行けるかな」と感じたら、次は思い切って平均的な報酬や高報酬の案件にトライしてみましょう。
しかし高報酬の案件には、詐欺まがいの案件や作業内容に見合わない業務内容を押し付けられるケースも存在します。案件を選ぶ際にはクライアントの口コミや評価を確認してから応募するように心がけましょう。
参考までに、高報酬の仕事への応募は「今までの実績」を細かく記載するとあなたの実力をクライアントに確認してもらいやすいため、これまで経験したテープ起こしにまつわる実績をアピールしましょう。
手順⑤:長期的に案件を振ってもらえるクライアントを見つける
平均以上の報酬で案件を引き受けられるようになると、あなたの評価も上がり信用を得られるようになっているでしょう。
信用を得られると、同じクライアントから長期的な案件や月々決まった本数の案件をもらえるようになります。さらに報酬額アップやさらに上の仕事に挑戦できる機会も出てきます。
またクラウドソーシングサービスを通じての契約は手数料がかかりますが、一定の評価をもらいクライアントから「直接契約」の提案を受けるケースもあります。
実際に筆者も同じクライアントから10本ほど仕事を受けたタイミングで、直接契約の提案を受けました。結果的に、コンスタントに仕事をもらえたり、手取りが多くなったりとメリットが豊富にあります。
いずれにせよ、低単価からスキルアップを心がけて地道に続けることで高報酬を目指すことも可能ですし、月収5万円程度の収入は夢ではありません。
「コツコツ・じっくりスキルアップ」がテープ起こしには大切です。
まとめ
今回は副業に人気の仕事「テープ起こし」について基本的な情報から、初心者が収入5万円を達成するために必要な知識について解説しました。
副業や在宅ワークの人気が高まる中、注目を浴びるテープ起こしですがタイピングスキルや語彙力が重要で「誰にでもできる仕事」でないとわかりました。
また資格取得やトレーニング、低単価で経験を積むことで初心者でも収入が得られることも併せて解説しましたので、初心者の場合はぜひスキルを身に着けテープ起こしの仕事にチャレンジしてみましょう。