クラウドワークスで採用されやすい提案文を目指すあなたへ。本記事では、クラウドワークスで採用されやすい提案文の4つのポイントや、役立つテンプレートを紹介します。
「クラウドワークスで採用されやすい提案文の作り方が分からない」
クラウドワークスを利用したことがある場合、一度は悩んだことがあるのではないでしょうか?今回の記事では、クラウドワークスの提案文の作り方について紹介していきます。
クラウドワークスで提案文を作成する際、事前にコツを知っておくとクライアントの目に止まりやすい提案文を書くことができるようになります。
また、後半では定期的に案件を獲得している筆者が、普段活用している提案文をまじえて解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
クラウドワークスで案件を取るためには提案文が非常に大切
時代も相まって、在宅ワークやネットを活用したビジネスが急速に普及しています。
ネットビジネスの拡大を受け、近年需要が高まるコンテンツが「クラウドソーシングサービス」です。
中でも今回紹介する大手の「クラウドワークス」は、同じく著名なサービスである「ランサーズ」にはない「提案文」のコンテンツが存在します。
提案文は、応募するクライアントに対し「自分はこんなスキルがあり、今回の案件でどのように役立つか」をアピールする大切な要素です。
したがって、クラウドワークスで案件を獲得するためには提案文の充実が欠かせません。
本記事では、クラウドワークス初心者が案件を獲得できるよう「魅力的な提案文」の作成方法を解説します。
採用されやすい提案文を作る際の4つのポイント
本項目では「魅力的な提案文」を作成するにあたり、文章中に取り入れたい要素や禁句次項を4つ紹介します。
基本のポイント4つを守り、まずは読んでもらえる提案文を書けるようになりましょう。
①初心者であることは伝えない
提案文に「初心者」のワードは厳禁です。
クラウドワークスをはじめ、クラウドソーシングサービス初心者の方はつい良心から「初心者」であることを伝えてしまいがちです。
確かに、初心者である旨を伝えたほうが自身も安心しますし「クライアントに迷惑をかけないから良いかな」と相手を慮ることもできます。
しかし、現実的に考えると「初心者」は経験値の低さから採用される可能性は極めて低くなります。したがって、たとえ初心者でも提案文中には「初心者です」の文言は控えましょう。
②募集要件を満たしていることをアピールする
採用の最低ラインは「募集要件を全て満たしている点」です。
たとえば募集要件に「副業経験者限定」と記載があるにもかかわらず「副業経験がありませんがリサーチを頑張ります」と伝えてしまっては、即不採用でその後の文章すら読んでもらえません。
したがって、募集要項を全て満たしていることはもちろんのこと、さらに「要件を満たしている」との文言は必ず提案文冒頭に記載しましょう。
③+αの提案を盛り込む
提案文には+αである「付加価値」をつけると良いでしょう。
募集案件を満たしていることが最低条件と先述しましたが、要件を満たす応募者はあなた以外にも多く存在します。
したがって、採用を勝ち取るためには「私はプラスして〇〇を提供できる」という点を記述しましょう。
一例として「副業経験者限定のライター募集」案件の場合を考えてみましょう。
提案文:私はIT系の企業で正社員として勤務しながら、休日や仕事終わりにエンジニアやライターの副業を行っています。
今回募集のある記事作成はもちろん、エンジニアの経験を活かし「記事の見え方」を工夫し、集客アップのお手伝いが可能です。
上記の例では「副業経験がある」最低条件に加えて「エンジニアのためサイト設計の知識がある」との付加価値をアピールしています。
すると「ワードプレスへの入稿も任せようかな」「サイトリニューアルの案件も任せられるかも」と活躍の幅が広がったり、クライアントの信頼を得やすくなったり良い効果が期待できます。
しかし「付加価値になる特技なんてない」と悩むこともありますよね。
大丈夫です。たとえ+αが思いつかなくても「早め納品をモットーに作業します」「レスポンスは30分以内」と自分にできる付加価値をアピールするだけでも、グッと採用に近づきますよ。
④明るい文章にする
クラウドワークスにおける提案文は、普段の仕事応募の「面接」に近い意味を持ちます。
もしあなたが面接官だった場合、第一印象が暗い人を採用しようと思いますか?採用するのであれば業種問わず「明るい、イメージの良い人」を採用しますよね。
クラウドワークスの提案文も同じです。
ネガティブな要素が盛り込まれた提案文は採用につながりません。提案文を書く際には「ポジティブな言い回し」を意識しましょう。
自然と明るい文章が出来上がりますよ。
採用されにくい提案文の特徴
採用されやすい提案文の基本を解説しましたが、参考として「採用されにくい特徴」も併せて紹介します。
今から紹介する言い回しを避けると、良い提案文に近づきますよ。
①魅力的な提案が書かれていない
提案文に「与えられた業務を言われた通りに進めます。マニュアルを遵守できます」と当たり前のことだけを記載していては、採用が遠のきます。
クライアントは多数の応募が合った場合「よりレベルの高い人」を選択します。
したがって「当たり前のこと」だけを記載してある提案文は採用が難しいです。
提案文には「+α」が重要です。
②初心者であることを押し出している
提案文に「初心者」と記載することは採用を遠ざけます。
仮にあなたがクライアントの立場なら、提案文に「私は案件未経験の初心者ですが、やる気だけは人一倍あります」と記載があった場合、どう感じるでしょうか。
どうしても人手が足りない場合、初心者でも採用される可能性はありますが、応募者多数の場合は真っ先に候補から外れます。
③必要のない情報を書きすぎている
提案文は「簡潔かつ的確」を意識しましょう。
どれだけ有用なことが書かれていても、冗長な文章では多忙を極めるクライアントは読むことを止めてしまう可能性も。
クライアントの募集要件に記載の有無がなく、必要ないと感じる情報は控え、必要な情報やクライアントに役立つ情報を的確に表現しましょう。
採用されやすい提案文のテンプレート
最後に本項目では実際に筆者が活用している提案文をベースに「クラウドワークスで採用されやすい提案文」をテンプレートでご紹介します。
テンプレート文を参考に、自身が応募する案件に応用したり、ポイントを押さえてオリジナリティをだしたり、ぜひ活用してくださいね。
テンプレート例:①汎用性のある提案文
お世話になります。(氏名)と申します。
この度は本案件に応募させていただきたくご連絡いたしました。
募集要項につきましては全て該当します。
当方、フリーランスのシステムエンジニアとして活動しており、PC操作の技術は秀でていると自負しております。また過去には接客の経験があるため、業務上の円滑なコミュニケーションが可能です。
基本的なビジネススキルを遵守の上、こまめな連絡を心がけております。
稼働は平日5日間の9時から18時を予定しており、ケースによっては土日もスポットで対応可能です。
自身のスキルを駆使し、貴社に貢献してまいります。
ご検討いただけますと幸いです。
テンプレート例:②ライター案件
お世話になります。(氏名)と申します。
今回の案件に対し要項を確認の上、ご提案をさせていただきます。
当方、クラウドワークスでは過去に4,000文字から15,000文字までの金融や転職系記事を50記事程経験しております。
またライターとしては過去に通算200記事ほどの経験があります。
以下詳細を記載します。
記事数:20記事(継続も可能)
希望報酬額:文字単価1.0円~
記事の作業日数:ご連絡から3日
得意ジャンル:金融、不動産、転職、副業
その他:記事の内容に修正が発生した場合、ご連絡を頂ければ速やかに対応させていただきます。また事前のトライアルも可能です。本件と併せてご検討いただけますと幸いです。
高品質かつ迅速な納品を心がけてまいります。よろしくお願いいたします。
ポイント
いずれもポイントは下記の6つです。
- 名乗る
- 募集要項に当てはまる旨を記載
- 応募する案件に適した自身のスキルを説明
- +αでアピールできるポイントを記載
- 稼働日数や時間の記載
- 前向きな文章
案件やジャンルごとに記載する文章は異なりますが、上記6点に留意するとまとまりのある良い提案文が作成可能です。
ぜひ提案文作成に役立ててくださいね。
まとめ
今回の記事では「初心者がクラウドワークスで案件獲得するために効果的な提案文」を紹介しました。
初心者は自分に自信がないことからついつい提案文に「初心者ですが」と書いてしまいがちですが、グッと堪え初心者の文言は禁句としましょう。
さらに募集案件を満たすことはもちろん、あなただけの付加価値をアピールすることで「この人は採用したら活躍してくれそう」とクライアントは期待感を持ってあなたの採用イメージを膨らませることができます。
クライアントが「この人を採用したらどんなメリットがあるか」をポイントに提案文を作成していきましょう。
「クライアントにとってどのように役立つか」を意識し、あなただけの魅力的な提案文を完成させ案件獲得を目指しましょう。