「クラウドワークス」で副業を探すあなたへ。当記事ではクラウドワークスの登録方法から使い方、仕事を受注する方法までを詳しく解説します。ポイントをおさえ、クラウドワークスで自分にぴったりの案件を見つけましょう。
「クラウドワークスに登録はしたけど、どんな案件を選べばいいかわからない」というあなたに向けて、当記事ではクラウドワークス内で受注できる仕事の難易度や、初心者におすすめの案件をご紹介します。この記事を参考に、ぜひクラウドワークスを使いこなして副業をスタートしましょう。
クラウドワークスで仕事を探す前にするべきこと
クラウドワークスに登録し、仕事探しを始める前に済ませたいポイントは以下の3点です。
1.プロフィールを充実させる
2.本人確認書類を提出する
3.NDA締結を済ませる
実情としてクラウドワークスでの会員登録を完了させただけでは、仕事を受注できません。したがって、これからご紹介する3点を確実にクリアして、仕事が受注できる体制を整えておきましょう。
プロフィール文・画像を充実させる
これまでに取得した資格や培ってきたスキル・職種などあなたが持っているものは全てプロフィールに書いておきましょう。
プロフィールの充実度が、ワーカーの信頼につながります。仕事の受注に繋がります。
それでは、具体的にプロフィール作成方法を見ていきましょう。
キャリアサマリーや実績などを詳細に書く
プロフィールには自分の経歴を書く必要がありますが、これまで経験した仕事を細かに記載するとあなたの人となりがわかりやすくなります。
たとえば「事務職をしていました」だけでは、具体的な内容が伝わりません。したがって書く際は「食品卸売業の事務職として電話対応や来客応対、データ入力や請求書発行を担当した経験があります。」と詳細を記載しましょう。
またプロフィール文の他、アイコンにあなた自身の写真や似顔絵の写真を入れるとさらに人柄が伝わり、案件受注の確率が高くなります。
自身の顔写真に抵抗がある場合、横顔や後ろ姿でも良いですよ。
職種・スキルを充実させる
キャリアサマリーと少し重複しますが、これまでに経験した職種や仕事内容を記載すると「この人にはうちの仕事を十分任せられる能力がある」とクライアントから判断してもらえます。
また「FP2級」「法学部卒」等の特徴あるポイントを記載すると自身の強みを活かせる意外な職種からスカウトが来る可能性もあります。
また資格でなくとも「Wordが使えます」や「経理を担当していました」といった簡単な内容でも構いません。自分ができることは全て記載すると、仕事獲得のチャンスがアップします。
ポートフォリオを充実させる
ポートフォリオはあなたの作業実績をクライアントに知ってもらえる重要なツールです。
これまで経験した仕事で載せられるものがあればリンクを貼ったり、添付しておきましょう。
筆者の場合、WEBライターとして活動していますが、ポートフォリオは自身の運営するサイトとブログを記載しています。
自分のサイトをクライアントに確認してもらうことで「この人はこのジャンルに詳しいんだな」「ライティングスキルはこれくらいか」と判断してもらえます。
参考までに、案件として引き受けた作品をポートフォリオに記載する場合は、クライアントの許可が必要ですので、提出先のクライアントに無断で作品を公表しないようにしましょう。
本人確認書類を提出する
クラウドワークスはワーカー情報として任意で「本人確認書類」を提出することができます。本人確認書類として提出できる書類は個人の場合、以下の5つです。
1.パスポート(ただし2020年2月4日以降に発行されたものは対象外)
2.運転免許証
3.健康保険証と住民票
4.住民基本台帳カード
5.特別永住者証明書
本人確認書類の提出をしなくても案件の受注自体は可能です。
しかし、顔の見えないクラウドソーシング界において「信頼できるワーカー」であることは大きな武器になります。
またクラウドワークスでは本人確認書類の提出をすることで、仕事の受注率が4倍アップするとも言われています。
仲介者からお墨付きをもらっている信頼できるワーカーであることをクライアントにアピールするためにも、ぜひ本人確認書類の提出をしておきましょう。
NDA締結を済ませる
本人確認とあわせて行いたいものが「NDA(秘密保持契約)締結」です。
「クライアントとの仕事において知った情報を漏らさないことを約束する」契約で、NDA締結を済ませた人だけが応募できる案件もあるため、事前に契約を済ませておきましょう。
方法は簡単で、クラウドワークスのマイページにある「NDA締結」の項目をクリックして進んでいけば契約が完了します。
クラウドワークスの使い方|案件探し〜納品までの流れを解説
ここからは、クラウドワークス内での案件探しから、商品納品までの流れを詳しく解説します。クラウドワークスの案件探しから納品までは、大きく分けて以下の5ステップの順で進んでいきます。
1.「仕事を探す」から検索
2.気になる仕事に応募
3.契約する
4.仮払い後仕事開始
5.納品・検収
実際に仕事を進めていく前にある程度全体の流れを把握しておいて、スムーズに作業へ取り組めるようにしておきましょう。
「仕事を探す」から検索
まずは、仕事を探していくとこから始まります。
PCの場合、HP上部にある「🔍仕事を探す」のボタンをクリックすると、現在募集がかかっている仕事の一覧が表示されます。
クリックして移った募集のページでは、報酬額や内容に関わらず全てのカテゴリーが表示されています。
左側に表示されている絞り込み機能を使い、自分が希望する仕事内容や報酬にマッチした募集を探していきましょう。
気になる仕事に応募
自分が希望する内容、報酬額の仕事が見つかったら、実際に応募してみましょう。
クラウドワークスに限らず、クラウドソーシングサービスは自分から応募して仕事を獲得するのが主流です。クライアントが提示している条件を細かく確認し、契約金額や納品日を提示します。提示した条件がクライアントに受け入れられれば、契約へと進むことができます。
初めのうちは実績も少ないため、なかなか応募が通らない可能性があります。
また、報酬額の高い仕事は応募数も増えるので、受注競争がより激しくなりがちです。
しかし1回提案が通らなくても、他の仕事をすぐに探し、応募の絶対数を増やしていきましょう。
参考:採用されやすい提案文の特徴
初心者でも安心して応募できるよう、実際に筆者が普段活用している提案文を一部紹介します。ぜひ参考にして下さいね。
「お世話になります。
WEBライティングのお仕事をしております、○○と申します。
ライター歴としてはブログを含めると10年ほどで、過去には結婚・金融関連、育児・転職記事等で200記事ほど経験があります。
稼働時間は平日45時間ほどを予定しております。
ぜひともご一緒にお仕事をさせていただければと思います。
ご検討よろしくお願いいたします。」
提案文・応募文のポイントは
- 名乗る
- 具体的な経歴
- 稼働時間
です。
契約する
提案が通りクライアントに仕事を依頼されると、契約へと移ります。契約の流れは、
1.クライアントがワーカーの提案を受理
2.クライアントからワーカーへの発注
3.ワーカーが仕事の受注
の順で進んでいきます。ワーカーの受注をもって契約成立となるため、クライアントの発注を拒否すれば、契約は不成立となります。
1度契約を結んでしまうと、当然ながら契約内容に沿って作業をすすめていく義務が発生するので、クライアントの提案はよく確認しておきましょう。
仮払い後仕事開始
契約が完了すると、クライアントは「仮払い」という作業をしなければなりません。
クラウドワークスでは、クライアントの報酬未払いを防ぐため、契約が成立するとクライアントに報酬の先払いを命じています。先払いが完了するまで、ワーカーは作業を進める義務はありません。
作業は必ず仮払いが完了したのを確認した後に、進めていくようにしましょう。
納品・検収
クライアントの仮払いを確認したら、実際に作業を進めていきましょう。契約を結んでいるので、納期は必ず守るようにしてください。
商品が完成し、クライアントへの納品まで完了すると検収が行われ、問題がなければ仕事完了となります。まれに検収作業を行わないクライアントもいますが、納品後1週間以内に検収作業が行われなかった場合、自動で報酬が振り込まれるので安心してください。
クラウドワークスで受注できる仕事の難易度
クラウドワークスで募集のかかっている仕事の難易度は均一ではなく、1つ1つ異なります。
最後にクラウドワークス内にある仕事の難易度を理解し、ステップアップしていくための道のりを整理しておきましょう。
初心者におすすめなのはタスク案件
クラウドワークスを初めて使う方には、「タスク案件」と書かれている仕事がおすすめです。
「タスク案件」とはアンケート回答やレビュー作成といった仕事になります。クライアントへの提案は必要なく、商品を納品してしまえば、作業完了です。1回あたりの単価は大きくないですが、タスク案件をこなしていくことで、クラウドワークス内での実績がたまっていきます。
タスク案件はクライアントに検収してもらう手間がなく、誰でも受注できる案件が多いため実績のない初心者でも確実に取り組める仕事です。
クラウドワークスである程度の報酬を得るには、実績が必要になってくるので、まずはタスク案件に取り組み実績を積み重ねていきましょう。
タスク案件もプロジェクト案件も実績数としてカウントされるため、初心者は簡単なタスク案件からスタートしてまずはクラウドワークスでのやりとりに慣れていきましょう。
実績がたまったらプロジェクト案件
クラウドワークス内で実績がたまり、クライアントからの評価も上がってきたら「プロジェクト案件」に挑戦してみましょう。
プロジェクト案件とは、先ほど仕事の流れでご紹介したような仕事です。自分から条件を提案し、クライアントに提案が通ることで契約へと移っていきます。
さらにプロジェクト案件の中でも単発の契約ではなく、継続契約の仕事を獲得できれば大きな収入源になります。タスク案件に慣れてきた場合、ぜひプロジェクト案件へ挑戦してみてください。
ライティングのプロジェクト案件は初心者でも受注しやすい
プロジェクト案件の中でも、「ライティング」は比較的初心者でも受注しやすい仕事です。
なぜなら「ライティング」はこの記事のように何かしらの媒体に載る文章を作成する作業ですが、必須となるスキルや知識もないため、誰でも取り組むことができるからです。
特に自分の好きなジャンルの案件の場合、知識もあるためリサーチが少なく容易に記事作成が可能です。したがってクラウドワークス初心者の場合、自分の詳しい分野や興味がある分野を選択するとスムーズに仕事を進められます。
またライティング具体的な仕事報酬については、1記事あたりの単価が決まっているものと、1文字あたりの単価が決められているものがあります。
たとえば、1文字0.5円の場合、2,000字の記事を作成すると1,000円の報酬となります。中には1文字0.1円の依頼もありますが、さすがに単価が低すぎるので、最低でも1文字0.5円の案件を選ぶことをおすすめします。
高額案件にはスキルや専門性が求められる
実績が積み重なり、クライアントからの評価も上がってきたら、報酬額の高い仕事にも挑戦できる準備が整ったといえます。
またプラスして、専門性の高いスキル・知識を持っていると、応募時より有利に働きます。例を挙げると、
1.動画編集
2.プログラミング
3.SEOに関する知識
4.金融・投資・不動産に関する知識
といったものが関わってくると報酬額が高く設定されています。
スキルに自信がある人はコンペもおすすめ
自分の持っているスキルに自信がある人は、「コンペ形式」の仕事もおすすめです。
コンペ形式とは、作られた商品の採用をクライアント側が決めるものです。プロジェクト案件と違い、まず商品を制作する必要があります。また、採用枠もほとんどが1枠か2枠と少ないため、競争も比較的激しいといえます。
しかし、採用されれば1つ大きな実績として積み上がるので、経験のある分野であれば挑戦してみる価値はあるでしょう。
まとめ
クラウドワークスへの会員登録は比較的簡単に完了することができます。しかし、実際に仕事を受注し、報酬を得るまでには時間と我慢が必要です。
最初の会員登録が完了したら、仕事探しに進む前にプロフィールの充実を最優先で行いましょう。自分が持っているスキルやこれまで経験してきたことはどこで役に立つかわかりません。とりあえず書いておいて損はないですよ。
プロフィールを埋めたらまずは実績作りから始めていき、報酬額の大きなプロジェクトへと移行していきましょう。