副業として代行サービスは稼げる?メリットや注意点、代行サービスの種類を紹介

副業として代行サービスは稼げる?メリットや注意点、代行サービスの種類を紹介
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はる@転職と副業の達人

シングルのワンオペ育児ワーカー|シンママ・シンパパが子育てしながら稼ぐために転職と副業について情報発信中|転職回数10回・副業歴10年|高卒→フリーター→初就職は2ヶ月で失敗→派遣や契約、非正規や正規を転々としつつ副業でスキルUP→転職でレベルUP→大手外資メディア企業の管理職月収65万円→独立・月収400万円達成

副業として代行サービスを展開したいあなた。この記事では代行サービスのメリットや注意点、代行サービスの種類を詳しく解説します。

近年、効率化をはかる流れから「代行サービス」の普及が急速に広がっています。

運転代行や家事代行などスタンダードな代行業務の他に、家事や育児等、時代のニーズに合わせた代行が数多く存在します。

当記事では副業として代行サービス業務を検討するあなたに、代行サービスの基本情報や仕事の探し方を紹介します。

代行サービスの副業とは?

近年注目を集めている働き方に「代行サービス」があります。

今回は、代行サービスの副業をして働きたいあなたに、代行サービスの種類別の紹介や稼げる目安・メリットや注意点を紹介します。

代行サービスの概要

代行サービスとは、簡単に言えば家事や育児・運転といった作業を本人に代わって行う業務のことを指します。

「時間がない」「体が不自由」などの事情で自ら作業を行えない人が代行サービスを利用します。

有名な代行サービスといえば「家事代行」が一番わかりやすいです。

最近は親と子だけの核家族や共働き世帯が増えていて、自分たちだけでやりきれない掃除や料理といった家事を代行してもらうニーズが生まれています。

また「運転代行」というサービスもよく聞きますよね。運転代行は、車で出かけた先でお酒を飲んだ人が自分の車を自分の家まで運転することを代行するサービスです。

代行サービスの副業で稼げる金額の目安

代行サービスで稼げる金額は、業務内容によって大きく変動します。

しかし代行サービスの中でも比較的高収入を得られるものが「家事代行サービス」です。

家事代行サービスは利用者・ニーズ共に高く依頼が多いため、自分の働き方次第で収入を増やすことができるのです。

具体的に家事代行サービスをおこなうパート・アルバイトの時給は、平均で約1,062円であり、この条件で一日3時間×週3日働いたと考えると1か月の収入は39,456円です。

しかし「元料亭勤務」「星付きレストランで勤務経験あり」等、自身に付加価値がある場合、時給設定を高くしても需要があり、時給2,000円ほどで業務を請け負う人もいます。

またレンタカーを乗り捨てられたところから回収してくるレンタカー回送代行など、完全出来高制による働き方がある代行サービスもあります。

レンタカー回送代行の場合、1台回送するごとに2,000~3,000円が基本です。これを一日2台・週2日行った場合、1か月の収入は32,000~48,000円となります。

副業として代行サービスをするメリット3つ

副業として代行サービスを行うメリットは以下の3つです。

1:資格無しでも働ける

2:作業内容が簡単

3:働きたい時にいつでも働ける

それぞれ詳しく紹介します。

1:資格無しでも働ける

代行サービスの副業は資格が無くても始めることができます。

また代行サービスの利用者と働き手をつなぐマッチングサイトにも、無資格で登録することが可能です。

家事や育児・運転など、普段自分が日常生活の中で自然に行っている作業を代行サービスとして行えばいいのです。

もちろん、資格を持っているとマッチングサイトなどでも優遇されるというメリットがあります。

しかし副業を探すとなると特定の資格を取っている余裕がないことが多いはずです。代行サービスなら資格無しでも働けるため、参入のハードルがかなり低くなっています。

2:作業内容が簡単

「作業内容が簡単」というのも代行サービスの副業メリットです。

「自分が普段行っている作業を利用者の代わりに行う」という代行サービス業務の性格上、高度なテクニックやスキルは要求されません。

むしろ「自分は簡単にできる」という作業を代行するようにすれば、無理せず稼げるようになります。

3:働きたい時にいつでも働ける

代行サービスの副業は「働きたい時にいつでも働ける」メリットもあります。

本業と本業の合間のちょっとしたスキマ時間にできる代行サービスが多いので、空いた時間を有効活用して収入を増やすことができるのです。

次からは具体的な代行の仕事を見ていきましょう。

副業で稼げる代行業務1:運転代行

運転が好きな方におすすめなのが、運転代行サービスの副業です。

車で出かけた先でお酒を飲んだ人が、自分の車を自分の家へ運転してもらうために運転代行サービスを依頼します。飲酒運転の厳罰化で需要が高まっている代行サービスです。

運転代行の仕事内容

運転代行サービスでは基本的に2人で行動して依頼主のところに出向き、1人がお客様の車を運転して目的地に向かいます。もう1人は会社の車を運転して随伴・誘導します。

なお第一種運転免許があれば運転代行サービスはできますが、依頼主の車を運転するには第二種運転免許が必要です。

運転代行に向いている人

まず普通運転免許を持っていることが前提ではありますが、第一種運転免許があれば運転代行サービスを行うことはできます。

会社の車だけでなく依頼主の車の運転をすることも当然あります。もし日常的に車を運転していてある程度運転に慣れているのであれば、運転代行の業務を行えます。

運転代行の収入目安

「求人ボックス 給料ナビ」によると、アルバイト・パート形態の運転代行サービスの平均時給は998円となっています。

仮に一日3時間で週3回働いた場合、1か月で35,928円の収入です。関東・近畿など大都市圏に近いほど給与も高くなっています。

業務時間帯については飲み会・宴会終わりが中心となります。そのため深夜帯の業務が中心になるのがデメリットです。

運転代行の求人数や案件を探せる場所

運転代行の求人数は、東京都でおよそ3,800件ほどが見つかります。

このうち業務形態が業務委託のものに絞ると約2,500件、アルバイト・パートに絞ると約460件です。運転代行は業務委託形態が多い代行サービスです。

案件を探す場合は、求人募集サイトで「運転代行ドライバー」と検索し、雇用形態などで条件を絞る方法が確実です。業務委託契約の場合はフリーランスとして働くことになります。

副業で稼げる代行業務2:家事代行

あなたが家事が得意であれば、家事代行もおすすめの副業代行サービスです。

核家族や共働きの夫婦・一人暮らしなどで家事をやる余裕のない方々に代わり、掃除や料理といった家事を代行します。

家事代行の仕事内容

家事代行サービスでは、依頼主のご要望に応じて掃除や洗濯・料理といった日常的な家事を行います。買い物や庭の草むしりといった雑用も、家事代行サービスの範囲内です。

ただしATMの入出金などお金の絡む雑用、介護や医療行為・高所作業といった専門性の高い作業などはサービス対象外です。育児やペットの世話も除外されます。

参考までに、筆者は家事代行の経験がありますが高齢者宅の場合、家事のクオリティよりも「話し相手」として呼ばれることもありました。

料理をしながらお年寄りの話を聞くことで、まるで自身の祖父母と話しているような温かさを感じられました。

家事代行に向いている人

家事代行サービスに向いているのは、やはり日常的に家事をし慣れているタイプです。

全ての業務ができる必要はなく、掃除だけ・料理だけといった自分の得意な作業だけを請け負うことも可能です。

依頼主の家に出向いて作業をすることになるので、コミュニケーションをきちんと取れることが望ましいです。

家事代行の収入目安

家事代行サービスの収入の目安は、アルバイト・パート形態で約1,062円となっています。

家事代行のマッチングサービスを通してフリーランスで働くことができれば、時給は依頼主との交渉で上げることが可能です。

初めて家事代行をするなら、まずはアルバイト・パート形態で働いてスキルを身につけ、ある程度経験値を高めてマッチングサイトに登録しましょう。

効率的に収入を上げることができます。

家事代行の求人数や案件を探せる場所

アルバイト・パート形態の家事代行は、求人サイトで探すことが可能です。求人ボックスであれば、東京都だけで3,700件もの求人があります。

また、家事代行に特化したマッチングアプリで直接依頼主とやり取りをして働く、大手家事代行サービス会社に登録するという働き方もあります。

その場合は個人事業主として働くことになり、基本的にアルバイト・パート形態よりも高時給を目指すことが可能です。

副業で稼げる代行業務3:レンタカー回送代行

比較的新しい代行サービスに、レンタカーの車を移動させるレンタカー回送代行があります。レンタカーの乗り捨てサービスが開始されてから一気に需要の高まった代行サービスです。

レンタカー回送代行の仕事内容

主な業務内容は、車を運転して移動させることです。

会社から指定された場所に公共交通機関を利用して車を回収しにいき、指定された場所へ移動させます。

移動は短距離のみに限らず、長距離の移動をすることもあります。道の込み具合や時間などを読んで、指定された場所に時間通りに車を移動させる必要がある仕事です。

レンタカー回送代行に向いている人

レンタカー回送代行をしたい場合は、運転を日常的にしていて慣れている必要があります。長距離運転をすることも多いため、事故を起こさずに落ち着いて運転できることが望ましいです。

また、レンタカー回送代行は基本的にお客様対応が要らない代行サービスです。コミュニケーションに自信が無くても、運転が得意であれば稼ぐことができます。

レンタカー回送代行の収入目安

レンタカー回送代行は回収した件数1件につき2,000~3,000円として計算することが多くなっています。

たとえば1日3件回収したとして、週3日働くと72,000~108,000円の収入になります。

東京・大阪間、東京・新潟間などの長距離でのレンタカー回収を依頼されることもあるため、ある程度時間の調整が利かないと難しい業務です。

またガソリン代や高速代を働く側が一旦立て替える場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

レンタカー回送代行の求人数や案件を探せる場所

レンタカー回送代行の求人を求人サイトで探してみると、東京都・アルバイト・パート形態で200件ほどがヒットします。

一見少なく見えるかもしれませんが、全体の求人数は年々増加傾向にあり、この先市場が拡大する可能性の高い業務です。

また、レンタカー回送を専門に行う陸送会社と委託契約を結び、フリーランスとして働くという方法もあります。

副業で稼げる代行業務4:育児代行

共働きの夫婦が増えたことで、家事代行と同じように需要が高まっているのが育児代行サービスです。依頼主の要望を受け、保育園の送り迎えや日常的な育児業務を行います。

育児代行の仕事内容

夫婦ともに働いている、親が遠方または高齢で頼ることができないといった夫婦の依頼を受けて、子どもの育児を行うのが育児代行サービスです。

息抜きのために育児代行を使う親も増えていて、今後も一定の需要が見込まれる代行サービスの1つです。

子どもは1人1人名前も性格も異なるので、それに合わせた育児を提供する必要があります。また、基本的には依頼主の家での業務が前提です。

育児代行に向いている人

育児代行については、実際に育児の経験があるもしくは育児関係の仕事をしたことがあるとすぐに活躍できます。

資格は必須ではありませんが、保育士や幼稚園の先生・ベビーシッターの資格を取っているとより有利に働くことができます。

育児代行の収入目安

育児代行の収入目安は、時給で1,000〜3,000円です。

他の代行サービスと同様、アルバイトやパート形態で働くよりもフリーランスとして業務委託契約を結ぶ方が時給は高めになります。

育児代行やベビーシッターに特化したマッチングサイトを通して、依頼主と直接料金のやり取りをすることも可能です。

育児代行の求人数や案件を探せる場所

育児代行として働くには、ベビーシッターの会社と業務委託契約を結んで登録するか、マッチングサイトを通して依頼主と直接契約を結ぶか、という方法があります。

求人サイトで出てくる求人も、業務委託契約を結ぶ形のものが中心です。

育児代行と家事代行双方を提供している会社に登録すれば、より仕事の量が増える可能性が高まります。

副業で稼げる代行業務5:遺品整理代行

最後にご紹介する遺品整理代行サービスは、亡くなった方の家族・親族などから依頼を受けて遺品を整理したり処分したりする代行サービスです。

日本社会の高齢化を受けて市場規模がどんどん拡大している代行サービスです。

遺品整理代行の仕事内容

遺品整理代行サービスの仕事内容は、亡くなった方の遺品整理・大型家具や家電の搬出・不用品の処分など多岐に渡ります。

必要に応じて供養や形見分け(故人の品物を家族や友人に分ける作業)といった業務も行うことがあります。

亡くなった方の家族や親族が遠方に住んでいたり高齢で作業ができなかったりという事情で遺品整理代行サービスを利用するパターンは増えており、これからも伸びていく業界と考えられます。

遺品整理代行に向いている人

個人宅に出向いて遺品の整理を行うので、モノの整理が得意だと効率よく働けます。いわゆる特殊清掃の仕事は含まれないのでその点は安心です。

遺品整理代行の一番のネックは、故人の遺品を整理することに対する心理的な抵抗感です。しかし誰かがやる必要のある作業であり、割り切って作業することが大事です。

遺品整理代行の収入目安

遺品整理代行サービスの収入目安は、時給で1,000~1,500円ほどです。

家事代行のような、依頼主と働き手を直接つなぐマッチングサイトは今のところないため、遺品整理代行会社などにアルバイト・パート形態という形態で所属することになります。

遺品整理代行の求人数や案件を探せる場所

遺品整理代行の求人数を調べると、東京都のアルバイト・パート形態で約100件ほどとなっています。

マッチングサイト等、依頼主と直接やり取りをするサイトは、遺品整理代行ではまだありません。

「便利屋・不用品回収」という形で遺品整理代行の募集をしている会社もありますが、きちんと遺品整理代行業務として人材を募集している会社の方が、遺品整理代行に合わせた研修等を受けられるのでおすすめです。

まとめ

副業として代行サービスで働く際のメリットや代行サービスの種類、収入目安等について紹介しました。

副業としての代行サービス業を考えている場合は、自分が運転が得意なのであれば運転代行やレンタカー回送代行、家事ができるのであれば家事代行という風に、自分のできること・得意なことを生かして働く方向で考えましょう。

また家事代行はマッチングサイトを通せば時間の融通も利き、報酬も高めになる傾向があります。

スキマ時間に自分のできることで稼げる代行サービス業、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。