転職支援サービスには、業界1位の転職エージェントサービスのリクルートエージェントや、転職サイトのdodaなどさまざまなものがあります。転職支援サービスの中でも、年収500万円以上の求人などのハイクラスな求人を取り扱うサービスがビズリーチです。
今回は、ビズリーチを利用したことのある筆者が、ビズリーチの特徴やサービス内容、ビズリーチを利用して効率的かつ理想的な転職活動を行うためのポイントを解説します。
ビズリーチの特徴
ビズリーチの特徴・活用方法を徹底解説
ハイクラスな求人を取り扱う転職支援サービスであるビズリーチは、どのような特徴があるのでしょうか。
ビズリーチの特徴
ビズリーチは、「選ばれた人だけのハイクラス転職サイト」とあるように、年収500万円以上のキャリアがある人向けに特化した転職支援サービスです。
経営幹部やマネージャー層などの求人が特に豊富で、年収1,000万円超えの求人も豊富に取り扱っています。実際、大手メーカに所属していたわたしにも、1,000万円オーバーの求人が2021年10月になっても届いています。
ビズリーチの特徴や活用方法を徹底解説1
ビズリーチのサービス内容
ビズリーチは、転職サイトなので自ら求人を探して応募できます。それだけでなく、企業からスカウトを受けたり、ビズリーチに登録しているヘッドハンターからの求人紹介やサポートも受けられます。
ビズリーチの具体的なサービスは以下のようなものです。
- 公募も含めたさまざま求人を検索・応募できる
- 企業やヘッドハンターから直接スカウト求人を受け取れる
- 求人紹介元のヘッドハンターから転職サポートを受けられる
- 自分からヘッドハンターを検索して相談ができる
1,000万円オーバークラスなどのプラチナ求人情報は、30日間 5,478円（1週間無料）のプレミアムステージに登録することで閲覧可能です。
ビズリーチを利用するメリットとデメリット
ビズリーチの特徴・活用方法を徹底解説
ビズリーチはハイクラス求人を扱う転職サイトであるため、利用にあたってメリットとデメリットがあります。
ビズリーチのメリット
ビズリーチへの登録時点で以下のような条件を満たす人には、キャリアアップの求人情報を多く受け取れるというメリットがあります。
- 年収500万円を超えている30代以上の人
- 転職市場でニーズの高い専門知識や経験・スキルがある人
- 管理職やマネージャー層などのハイキャリア層
有名企業の非公開求人情報も直接スカウトで受け取れるため、自分のこれまでのキャリアを今後も活用したい人にとっては重宝するサービスです。
ビズリーチのデメリット
ハイクラス向けと銘打っている転職サイトなので、年収が500万円未満の人や専門性の低い職業に従事している人は、スカウトがほとんど受けられないというデメリットがあります。
また、ビズリーチは転職サイトの中でもシンプルなサイト構成なので、転職活動のノウハウなどの情報は取り扱っていません。
ビズリーチの特徴や活用方法を徹底解説2
転職活動の進め方や採用試験対策のノウハウなどを学びたい人は、リクナビNEXTやdodaなどのサービスで学んだ方がいいでしょう。
ビズリーチの利用が向いている人と向かない人
ビズリーチの特徴・活用方法を徹底解説
ビズリーチは、年収500万円以上のハイクラス転職サイトであるため、サービス内容が向いている人と向かない人がいます。
ビズリーチが向いている人
ビズリーチは、ある程度の経験やスキルを蓄積した30代以上で、キャリアアップを目指す年収500万円以上の転職希望者に向いているサービスです。
海外でのヘッドハンティングに近いサービスであり、自分のこれまでの経験を評価してもらい、給与待遇や役職などを今よりも向上させたい人向けです。
スカウトをしてくる企業も、これまでの経験を活用して自社で貢献してもらうことを前提としているため、業界や職種が未経験の人にスカウトを送ることはほぼありません。
ビズリーチが向かない人
現状で年収が500万円に達しない人や、将来的に管理職やマネージャー層としての働きが期待できないようなスキルの人には、ビズリーチは向きません。また、未経験の業界や職種に転職したい人も、スカウト求人を受けるのが困難です。
転職サイトなのでもちろん自分で求人を検索して応募できますが、経験・スキル面でそもそもの応募ハードルが高いので書類選考の通過が難しいでしょう。
ビズリーチをうまく活用して転職する方法
ビズリーチの特徴・活用方法を徹底解説
ここでは、ビズリーチを利用してハイクラスなスカウト求人を受けながら、うまく転職活動を進めるための方法について解説します。
ビズリーチを利用した転職活動の手順
【1】サービスに無料登録する
まずは、ビズリーチのホームページから登録手続きを行います。サービスの利用は無料で、ヘッドハンターからの支援も費用はかかりません。非公開のプラチナ求人を閲覧するために費用が必要な場合がありますが、もちろん無料でもハイクラス求人の紹介を受けられます。
登録に際しては、転職先の希望条件や現在の年収だけでなく、マネジメント経験についても確認されます。管理職としてのマネジメント経験である必要はないので、チーム運営や部下の指導経験があればその経験を記載しましょう。
【2】登録後には必ず「職務経歴」を充実させる
ビズリーチでハイクラス求人をもらえるか否かは、「職務要約・スキル」「職務経歴」の記載内容ですべて決まると言っても過言ではありません。
ビズリーチの特徴や活用方法を徹底解説3
スカウトをする企業やヘッドハンターは、登録者の経験・スキルを第一に判断します。ハイクラス求人では即戦力のみを欲しているので、自分が担当した業務や成果については数字を交えながらしっかりと入力しましょう。
他にも、学歴だけでなく表彰経験などの入力項目があるので、社内外で受けた業務関連表彰は大小を問わずに記載します。入力に際してはサンプルもあるので、参考にしながら充実させましょう。
【3】興味のあるスカウト求人があれば返信してみる
ビズリーチでのスカウト求人は、「企業」「ヘッドハンター」の2種類があります。企業からのスカウトには、役員面接や簡単に事業についての話をするカジュアルミーティングなどの連絡もあります。
興味があるメッセージがあれば、返信して話を聞いてみるのもいいでしょう。
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【4】ヘッドハンターからの求人案内や面談依頼をチェックする
ヘッドハンターからのスカウト求人は、具体的な求人だけでなく転職活動についてのヒアリング面談依頼などもあります。
ヘッドハンターの中には、大手から中小、海外の転職エージェントサービスまで含めた幅広いキャリアアドバイザーがいます。求人の詳細を確認したい場合や転職に関しての悩みがあるならば、連絡を取ってみましょう。
なお、こちらから返信しない限りヘッドハンターから直接電話がかかってくることはなく、登録者名はIDナンバーとしてしか伝わっていないため、自分の名前が知られることもありません。
【5】転職を急ぎたいならば「プレミアムステージ」の利用を検討する
自分のキャリアに自信があるならば、プレミアムステージの利用も検討しましょう。1週間の無料期間を経た後は「30日間 5,478円」になりますが、無料会員では閲覧できない年収1,000万円オーバーの求人情報も閲覧でき、転職に対しての意思が強いと判断されてヘッドハンターからのアクションも増えます。
転職サイトを活用する以上は、自分の理想に近い求人情報をもらえなければ意味がありません。キャリアアップに必要な情報を手早く入手するためのコストと割り切ることも重要です。
ビズリーチ利用時に活用すべきサービス
ビズリーチを使用する際には、スカウト求人への対応に力を注ぎましょう。自分でも求人を検索できますが、非公開求人は検索できず、経験とのマッチ度が低いと採用のハードルがかなり上がります。
まずは、企業やヘッドハンターからのスカウトを待ちつつ、場合によっては自ら「ヘッドハンター検索」を行ってアプローチしましょう。ヘッドハンターによって得意な業界や職種があるので、絞り込み検索で自分の希望に近いヘッドハンターにのみ連絡しましょう。
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どうしても求人検索にある企業に応募したい時も、ヘッドハンターに該当求人を取り扱っていないか相談し、求人開拓などのサポートを受けることが転職成功への近道です。
まとめ
ビズリーチの特徴・活用方法を徹底解説
ビズリーチは、年収500万円を超えるハイクラス向けの転職サイトとして、30代以上で管理職やマネージャー層などへのキャリアアップを目指す人向けのサービスです。そのため、ビズリーチが取扱う求人は大手企業や人気企業などで、年収1,000万円を超えるものもあります。
自分のこれまでの経験・スキルを活用することを前提に、最短で転職するためのシンプルなサービスなので、企業やヘッドハンターからのスカウト求人サービスをうまく活用しましょう。