オンライン秘書を副業で始める前に知っておくべき仕事内容や稼げる金額

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はる@転職と副業の達人

シングルのワンオペ育児ワーカー|シンママ・シンパパが子育てしながら稼ぐために転職と副業について情報発信中|転職回数10回・副業歴10年|高卒→フリーター→初就職は2ヶ月で失敗→派遣や契約、非正規や正規を転々としつつ副業でスキルUP→転職でレベルUP→大手外資メディア企業の管理職月収65万円→独立・月収400万円達成

「オンライン秘書の副業をしてみたい」と考えるあなたに向けて、今回の記事ではオンライン秘書の副業の業務内容や報酬、探し方について紹介します。

オンライン秘書の副業をする際、気をつけなければいけないことは多くありますので、当記事で事前に確認しておきましょう。

オンライン秘書の仕事内容

「秘書は何となくイメージが湧くけど、オンライン秘書って何をするの?」とオンライン秘書の具体的な仕事内容が不明で不安を感じますよね。

本項目ではオンライン秘書の業務内容について解説します。副業でもフリーランスでも基本的な仕事内容は変わりませんので、ぜひ参考にして下さいね。

各種情報のリサーチ業務

通常(同行型)の秘書業務にもある「リサーチ業務」は、クライアントが業務上で必要な情報を収集する業務です。

具体的にはクライアントが会議や講演会等で使用する資料集めや、取引先と商談する際の場所(会議室や飲食店)の手配を行います。

さらにスキル次第では、専門的な発表資料の作成を行うことも。

資料作成の場合はWord・Excelのほか、Googleドキュメント等のツールを問題なく使用できる必要があります。

また業種によっては「マーケティング調査」もオンライン秘書が担当する可能性もあります。マーケティング調査は専門的な知識が必要なため「ちょっと調べよう」と気軽にできるものではありません。

したがって経営学や統計学の知識があったり、マーケティング部門での就業経験がある場合、オンライン秘書業務に活用できる可能性もあります。

メールチェックや返信業務

仕事内容の1つに「メールチェック」があります。

メールチェックはサーバーのログインさえできれば会社以外でもチェック可能なため、オンライン秘書の業務内容としては非常にポピュラーな内容です。

また返信可能なメールに関しては、マニュアルやクライアントの了承を得て秘書が担当します。

メール送信には基本的な言葉遣いはもちろん、ビジネスマンとして必要な言い回しやテクニックが求められます。

ちなみに筆者はオンライン秘書の経験が2年ほどありますが、一度もクライアントに直接面会すること無く業務を行いました。

メールチェックに関しては、メールのログインパスを知らせてもらえるため、自宅のパソコンから閲覧可能です。

スケジュールに関しても、クライアントのグーグルカレンダーを元に予約を入れていくため、いちいち確認を取りながら作業することもなく「楽だな」と感じることもありました。

経理業務

個人事業主の場合、経理関係の人材を雇用しておらず「お金まわりはオンライン秘書に任せたい」と希望するクライアントがいます。

具体的には請求書や領収書の発行や管理、確定申告に必要な経理処理を担当します。

経理業務は未経験の場合には分からない特殊な用語や、最近ではクラウド会計ソフトを活用しているクライアントもいるため、経理や営業事務等の経験を持つ場合はオンライン秘書に活かせる可能性があります。

オンライン秘書はどのくらい稼げる?

オンライン秘書の具体的な業務内容について解説したことで、オンライン秘書についてだんだんイメージが湧いてきたかと思います。

次に本項目では、副業としてオンライン秘書の「収入」について解説します。

オンライン秘書の報酬は時給制or月固定制

オンライン秘書には「時給制」「月固定制」の契約方法があります。

それぞれ見ていきましょう。

時給制:時給800円~1,500円程度

時給制の場合、業務内容やスキルによって金額が大きく変動します。

誰にでもできる「雑務」に近い業務の場合は800円~1,000円程度。一方で翻訳スキル等専門性のあるスキルを要する場合は1,200円~1,500円と高時給の設定です。

月固定:1万円~5万円程度

月固定の場合も業務内容やスキルによって変動します。

また稼働時間によっても報酬は異なりますので、詳細を業務開始前にクライアントと確認しておきましょう。

しかし月固定で注意したいポイントは「報酬に見合った業務内容か確認する」点です。

時給制の場合「割りに合わない」と比較的早い段階で気付きますが、月固定の場合「適切な業務ボリューム」を見定めにくくなります。

オンライン秘書の相場や、オンライン秘書専用求人サイトを活用し「適正報酬の確認」を必ず行いましょう。

オンライン秘書の副業をするメリット3つ

本項目では、オンライン秘書のメリットをご紹介します。

メリットは以下の3つです。

  • スキマ時間の活用可能
  • 非接触で仕事ができる
  • 将来を見越して仕事ができる

順に見ていきましょう。

1:スキマ時間で稼げる

従来の秘書業務は「同行型」が多く、クライアントと行動をともにするかオフィスで業務を行うことがほとんどで、拘束時間が長い特徴があります。

しかしオンライン秘書の場合、業務は全て在宅で行いコミュニケーションも通話かチャットアプリを活用するため拘束時間は非常に少なく済みます。

さらに書類作成やリサーチ業務等は締切さえ厳守すれば「自身の好きなタイミング」で行うことが可能です。

副業としてはもちろん、子供を保育園に預けて日中だけ働きたい主婦や、体調が優れず在宅で仕事を行いたい場合、オンライン秘書業務は最適です。

参考までに筆者は育児の傍らで、秘書検定の特技を活かしたいと考え、クラウドソーシングサイトでオンライン秘書の業務に応募しました。

オンラインでの仕事のため。子供が風邪で休んでいる日でも隙間時間を活用し作業できるため、非常に助かりました。

2:誰にも会わずに仕事ができる

オンライン秘書の業務は全てオンラインで完結します。したがって「接客が苦手」「面と向かって話すとうまくいかない」と、コミュニケーションが苦手でもオンライン秘書業務は可能です。

特に「人と関わることは苦手だけど、人のサポートは得意」と感じる場合、対面で関わる必要なく人のサポートができるオンライン秘書が適しています。

しかしオンラインとは言え、電話やZOOM等でクライアントや関係者と最低限の関わりは必要です。「絶対に人と話したくない」と考えるのであれば避けたほうが賢明です。

3:長期的に安定して収入が得られる

オンライン秘書の収入はスキルや稼働時間によって大きく差があります。しかしクラウドソーシングや秘書専門サイトを通じて得たオンライン秘書実績を活用し、長期的に安定した収入を得られる可能性もあります。

たとえば最初は副業として、数年間クラウドソーシングを活用してオンライン秘書業務を行い経理やリサーチ、資料作成の業務をこなしたとします。

すると、今まで培ったスキルを活かし「自身の売り込み」ができるようになります。

クラウドソーシングサイトに頼らずSNSやココナラ等を活用して「オンライン秘書業務」を売り込むことができ、直接クライアントと長期契約を結ぶことも夢ではありません。

オンライン秘書の副業をするデメリット3つ

メリットを解説したことで、オンライン秘書の魅力が分かってきたかと思います。

そこで本項目では「オンライン秘書業務を行う上で気をつけたいデメリット」を解説します。

メリットだけでなくデメリットを確認し、ミスマッチのない状態にしておきましょう。

1:チャットのみでコミュニケーションを取らなければいけない

オンライン業務の醍醐味は「コミュニケーションがチャット」という点です。

チャットであれば相手の声色を気にかけたり、話しかけるタイミングを見計らう必要がなくいつでも送信可能です。

しかしチャットは「文字のみで相手を判断しなければならない」点も併せ持っています。

「本当は相手が怒っていても、文面からは気づかず陽気な返答をしてしまった」とチャットならではの洞察力や想像力も必要です。

筆者はこのデメリットを避けるため、チャット上で最後に「〇〇の認識でよろしいでしょうか」と必ず会話を要約して確認する習慣をつけていました。

2:分からない時にすぐに問題が解決しにくい

オンライン業務の場合、オンライン秘書だけでなく「タイムラグ」が発生します。

「すぐ解決したいトラブルや質問があってクライアントに指示を仰いだけど、返信が来ないまま1日が経った」というケースはオンライン秘書業務あるあるです。

したがって、オンライン秘書業務を担う際は問題解決力や決断力が必要と言えます。

またトラブルを想定して、事前にクライアントと話し合っておくことも対策法としておすすめです。

3:契約の途中で仕事を解約しにくい

オンライン秘書は従来型の秘書業務に比べて、契約終了の手続きが難しい場合があります。

特にクラウドソーシングサイトを活用した場合、契約期間を定めた上での契約のため、例え仕事が辛くて「すぐに辞めたい」と考えても、突然辞めてしまうとあなたに「低評価」がつけられてしまいます。またオンラインの場合、引き継ぎが難しいこともあり契約期間内での途中終了はリスクが大きいです。

オンライン秘書で初心者が月5万円稼ぐまでの手順

オンライン秘書のメリット・デメリットを知ったことで自身に適した業務か、またうまく働くために必要なコツを確認できたかと思います。

最後に本項目では「初心者が副業でオンライン秘書として月5万円稼ぐまで」におすすめの手順を解説します。

手順1.オンライン秘書の提供会社やクラウドソーシングに登録する

まず初心者の場合、オンライン秘書の専門サイトやクラウドソーシングに登録して仕事を探しましょう。

オンライン秘書専門サイトには「nene」「フジ子さん」等、クラウドソーシングサイトには「クラウドワークス」「ランサーズ」等があります。

口コミを参考に、自身にあったサービスを選択しましょう。

ちなみに筆者はクラウドワークスで2件のオンライン秘書を経験しましたが、いずれも問題なく作業できました。

手順2.自分に合ったオンライン秘書案件を受注する

登録を済ませたら案件探しです。

案件を探す際に気をつけたいポイントは「いきなり高報酬を狙わない」ことです。初心者は秘書業務だけでなく、チャット等ツールの活用も未熟です。にもかかわらずハイレベルの仕事に挑戦しても不採用になるだけです。

したがって初心者は、雑務系の業務内容や時給800円~900円程度の比較的低い報酬の案件でスキルや実績を積んでいきます。

最初の頃は「報酬よりもスキルアップ」を意識します。

手順3.スキルや経験を付けて報酬を上げてもらうor高単価の秘書案件に応募する

オンライン秘書として何件か実績を積むと、仕事内容や必要なツールが分かり余裕が出てきます。概要が把握できたと感じた時が報酬アップのタイミングです。

契約中の案件で報酬アップを依頼する、もしくは実績を武器に、新たな高単価の案件に応募して上を目指しましょう。

また、先述したSNSやココナラ等で自身を売り込んでいきましょう。

しかしあくまで我々は「仕事を貰う側」。いくら実績を積んだとしても、実力以上の報酬設定や、高圧的な提案は厳禁です。オンライン秘書の核にあるものは「人をサポートすること」ですので、心配りを忘れず仕事を獲得していきましょう。

まとめ

今回は副業でオンライン秘書の仕事を検討するあなたに向けて、オンライン秘書の業務内容やメリット・デメリットの他、月5万円稼ぐために知っておきたい情報について解説しました。

在宅ワークやオンラインビジネスの普及により「秘書業務もオンラインで」と考える企業やクライアントが増えています。したがってオンライン秘書の需要はまだまだ高まることでしょう。

しかしオンライン秘書として稼ぐには、専門的なスキルやビジネススキルはもちろん、人をサポートする「心配り」が欠かせないことが分かりました。

オンラインならではのメリットを活かしながらも、秘書にとって大切な「気遣い」を大切にオンライン秘書として副業を始めてみませんか。