営業代行の副業を検討するあなたへ。今回の記事では、営業代行の副業をするメリットや案件の探し方についてご紹介していきます。
昨今、経費削減や人材確保の面から営業活動を外注する会社が増えてきており、「営業代行」の副業が一般的になりつつあります。
そこで今回は、副業で営業代行する際の業務内容や報酬体系・メリットと稼ぎ方について紹介します。さらに営業代行を副業としてする場合に活用できるプラットフォームも紹介するため、当記事を読めば営業代行について詳しく知ることができます。
今注目されている営業代行の業務内容とは?
まずは営業代行の業務内容について確認していきましょう。
主な業務内容は、「テレアポ」「訪問営業」「メール営業」「資料・リスト作成」の4つです。
テレアポ
テレアポはリストアップした企業に電話をかける営業方法です。
100件電話をかけて成約が1件ということも珍しくないため、電話をかける時間を短縮するために営業代行にテレアポを依頼する会社が増加しています。
テレアポ業務は、決められたスクリプトに従ってひたすら電話をかける根気強さが求められます。成果型報酬の場合もありますが、1件あたりの報酬が少ないため、スキマ時間にコツコツ電話をかけて実績を積み上げる必要があります。
訪問営業
訪問営業は、企業や個人の元に直接伺って新規営業を獲得したり、商談を継続的に行ったりします。また定期的に連絡をしてアフターフォローをする場合もあります。
副業で訪問営業を行う場合、本業の人脈を生かせる可能性があります。
逆も同じく、副業で拡げた人脈を本業の業務に活用できることも可能です。
メール営業
メールを活用し営業活動を行います。リストに従って定型文のメールを送り、契約を獲得する方法です。
テレアポと同じくメール営業も数をこなす必要があるため、時間節約のために外注へ依頼するケースが増えています。
資料・リスト作成
営業活動に使用する資料やリスト作成も営業代行の業務内容の一つです。インターネット上の情報を元に、依頼主である会社のターゲットとなる顧客や企業のリストを作成します。
資料作成やリスト作成にも多くの時間がかかるため、営業代行に外注する会社が増えています。
筆者もリスト作成の仕事を経験しましたが、データ入力の延長のような業務内容で経験が無くとも取り組むことが可能でした。
また筆者の場合は、リスト作成からテレアポまでを一貫して行うタイプの仕事だったため、中にはリスト作成とアポイントメントまで行う会社もあると認識しておきましょう。
副業で行う営業代行の報酬についての疑問
ここまで読んだあなたは、「営業代行で本当に稼ぐことができるのか?」と考えるかもしれません。
たしかに営業代行はその業務内容や成約の難しさ等によって報酬が大きく変わります。
また、どのような報酬体系によって報酬が支払われるかによっても稼げるかどうかが決まってくるため、詳細の確認・検討が必要となります。
次から確認していきましょう。
報酬体系は?
営業代行の報酬体系は次の3つに分かれています。
・固定報酬型
・成果報酬型
・複合型(固定報酬型+成果報酬型)
固定報酬型の場合、営業の成果に関わらず一定の報酬を受け取ることができます。
どんなに成果を出しても報酬の金額は固定から変わりませんが、作業をすれば報酬がもらえることが多く、安定した収入につながりやすいです。
成果報酬型では、営業の成約1件ごとに○○円、という形で報酬が決まります。
成約がなければいくら働いても報酬は発生しませんが、自分の頑張りで成約件数を増やすことで報酬が増えるので、モチベーションアップにもつながります。
複合型は、固定報酬型と成果報酬型の良い面を組み合わせた報酬体系です。成果報酬型の報酬体系を基本としつつ、最低限の固定報酬も受け取ります。
一般的に固定報酬型よりも成果報酬型の方がトータルの収入としては大きくなる傾向があります。
稼げる金額の目安は?
稼げる金額の目標は、報酬体系によって異なります。
固定報酬型の場合、時間単価が決められており「週何時間働けるか」で報酬が決まります。時間単価は営業の内容や何の契約かによって大きく異なりますが、およそ1,000〜15,000円です。
成果報酬型の場合は、「成果」がアポイント成約なのか契約のクロージングなのかによって報酬が違ってきます。
アポイント成約を成果とする場合には1件につき10,000〜15,000円。契約のクロージングまで実現できれば売上の30〜50%を収入として受け取ることができます。
複合型であれば、基本の固定報酬に加えて成果に応じた報酬も受け取れます。
固定報酬部分は小さくなりますが、一定の収入が保証された上で成果を上げるたびに収入が増えるため、働く側に取っては有利な制度です。
副業として営業代行をするメリット5つ
続いて、副業として営業代行をすることのメリットを紹介していきましょう。メリットは下記の5つです。
①営業の経験をそのまま活かして仕事ができる
②色々な人と触れ合い人脈が広がる
③本業との両立がしやすい
④成果報酬で収入が上がりやすい
⑤起業に役立つ
①営業の経験をそのまま活かして仕事ができる
本業で営業をしている場合、その経験を活かして副業で収入を上げることができます。営業は経験がモノを言う業務なので、その経験を活かさない手はありません。
新たに資格を取ったり勉強をしたりする必要もないので、すぐに営業代行として副業を始めることができます。
②色々な人と触れ合い人脈が広がる
副業で営業代行をすることで、色々な人と触れ合い、本業とは異なる人脈を得られるというのもメリットです。また副業で得た新たな人脈を本業に活かすこともできます。
様々な業種の営業代行を行うことで、どんどん新しい人脈を広げていくことが可能になります。
③本業との両立がしやすい
営業代行は本業の合間に自分のペースで業務を行うことができるため、本業との両立がしやすいメリットもあります。コツコツ作業を積み上げることで、大きな成果を狙うことも可能です。
さらに成果報酬であればノルマもなく、業務を調整しやすいという点も魅力的ですね。
④成果報酬で収入が上がりやすい
成果報酬の場合、アポイント成約でも一件10,000〜15,000円。契約のクロージングまでできれば売上の30〜50%と、報酬金額が大きくなる傾向があります。
他の副業に比べても高い水準のため、収入が上がりやすいです。
また、複合型の報酬体系の業務を受ければ、一定金額の報酬が保証された状態で働くことが可能です。
⑤起業に役立つ
営業代行によって得た営業スキルや人脈は、起業をする際に役立ちます。
どんな業種であれ起業するには営業スキルが必須ですし、人脈があれば事業拡大も効率よく進めることが可能です。また伸ばした営業スキルを武器に、営業代行の分野で起業することもできます。
将来的な起業を考えている場合、営業代行は副業向きの業務です。
営業代行の副業案件を探す時のおすすめサイト
営業代行の副業案件は、クラウドソーシングサービスもしくは営業代行に特化したプラットフォームから探すのが基本です。
クラウドソーシングサービスであれば「クラウディア」、営業代行プラットフォームであれば「Saleshub」または「kakutoku」の利用がおすすめです。
クラウディア
クラウディアは、営業代行に限らず様々な仕事を探すことができるクラウドソーシングサービスです。
営業代行はもちろん、営業資料や営業リストの作成のみといった業務を探すこともできます。テレアポであれば完全在宅営業の業務もあります。
利用手数料は最低3%〜と、クラウドソーシングサービス業界では最安水準です。
Saleshub
Saleshubは、営業代行のうちのアポイント成約に特化した営業代行プラットフォームです。
企業に顧客候補を紹介するだけでアポイント成約として報酬を受け取れるので、自分の顧客を持っている営業マンであればすぐに副業収入を得ることができます。
営業ノルマがなく自分のペースで働けるというのも嬉しいポイントです。
kakutoku
kakutokuも、営業代行に特化したプラットフォームの一つです。
kakutokuの大きな特徴は、全ての案件が固定報酬型の報酬体系を採用しているという点。案件によっては複合型の報酬体系の場合もあるため、安定した収入を得やすいメリットがあります。
また勤務時間や業務内容など自分の希望通りの案件を紹介してもらえるため、営業代行に集中して働けるという点も嬉しいです。
営業代行の副業で月収5万円を稼ぐまでの手順
最後に、営業代行の副業で月収5万円を達成するまでの手順について紹介します。
1:営業代行専門のクラウドソーシングサービスに登録する
まずは営業代行専門のクラウドソーシングサービスやプラットフォームに登録をします。
登録自体はすぐに終わるため、複数のサイトに登録するのがおすすめです。案件獲得の機会を増やすことができます。
2:リスト作成・アポ取りなどのハードルが低い案件で実績を増やす
はじめのうちは、営業リストの作成やアポイント成約といったハードルが低めの案件に挑戦しましょう。
とにかく実績を積んで、営業代行としての自分の価値を高めることが重要です。
3:商材のヒアリングや見込み顧客の選定で業務を効率化する
営業代行としての業務を行っていく中で、商材についてヒアリングしたり見込み顧客を選定したりして業務を効率化します。
むやみにアポイントを取ろうとしても成約にはつながりません。商材についての理解を深めつつ見込み顧客を選ぶことで、アポイントが成立する確率を高めることができます。
また業務効率化策を徹底することで、自分の営業力を高めることにもつながります。
4:成約が条件の高難易度案件にシフトしていく
営業代行としての実績ができてきたら、徐々に契約のクロージングが報酬条件の案件にシフトしていきます。
こうした案件は難易度が高いものの、成立させることで売上の30~50%ほどの収入を得ることが可能です。
より効率的に副業収入を得るためには、高難易度の案件に挑戦していくことが不可欠となります。
まとめ
ここまで、副業として営業代行業務を行うことのメリットや稼ぎ方、報酬体系などについて紹介してきました。
本業で既に営業を行っている方であれば、営業代行で副業収入を得ることはそこまで難しくありません。
本業と競合するような商材は避ける必要がありますが、自分の営業スキルを高めて本業に活かすという視点からも、副業で営業代行を行うことにはメリットがあるのです。